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アタマジラミの感染経路は?早期発見のためにやっておくこととは?

皮膚トラブル
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あなたは新型の「アタマジラミ」を知っていますか?先進国を含め諸外国では蔓延(まんえん)しているという事実。欧米を中心に広がっている真実。

知らないのは・・・・もしかして・・あなただけ? そうならないために・・・・。

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日本でも戦後大流行した「シラミ」。 当時は大人も子供も「シラミ」に感染し、更なる感染を防ぐため、男の子は(丸刈り:坊主頭)女の子は(前髪垂らし耳出して後ろを刈り上げ)というヘアスタイルでした。戦後の子供達の写真が物語っています。

 

そして、米軍がDDTという殺虫剤を大量散布したことで「アタマジラミ」はほぼ絶滅しました。完全に「アタマジラミ」は日本から消えた!と誰もが思ったのです。

 

時は流れ時代は「平成」になり、生活も豊かに海外旅行も好きなところへ好きな季節に行き来が自由になりました。

 

実はこの時「アタマジラミ」を持ち帰っていた記録があるんです。更に「シラミ」を知らない世代が親になった事で、当然「アタマジラミ」に関しては全く見たことも聞いたこともない。

そして、感染していることに気がつかない。これらも大きな要因となり日本での「アタマジラミ」が再流行となりました。

目次

今年も「アタマジラミ」が猛威を振るう前に対策をしましょう!

1.「アタマジラミ」とは?

(1)「アタマジラミ」の特徴:その①  :::頭にしか着きません。:::::

「アタマジラミ」は頭皮から血液を吸い、頭皮に産卵します。卵から幼虫になるのに約8日。成虫になるのに約2週間。成虫の寿命は1か月です。

成虫は一生の間に50~150個位の卵を毎日3~9個位卵を産み続けます。

「ヒトジラミ」

あたまじらみ

(2)「アタマジラミ」の特徴:その②

成虫の体長は2~4ミリ。色は白っぽい灰色をしている。幼虫は1ミリ。平たい形をしている。成虫とほぼ同じ色・形です。

卵は・・・髪の毛の根元に生み付ける。「アタマジラミ」に刺されると「蚊」に刺されたような感覚です。

※子供があまりにも頭をかきむしったりしているときは要注意です。

 

(3)「アタマジラミ」の特徴:その③

髪の毛に楕円形をした2~3ミリの灰色の小さな虫・・・確認する。髪の毛をつたって歩いている・・・・確認する。

髪の毛に着いている「シラミ」の卵を爪でしごいて取ってみる・・・確認する。

※これらを確認出来たら感染しています。

※子供を刺激しないようにしてください。

みんなのわ

 

2.「アタマジラミ」の感染経路には・・・・・

感染者のほとんどは*小学校の低学年*保育園児*幼稚園児です。年間50万人以上が感染しています。実際にはもっといると言われています。

清潔にしていても「アタマジラミ」感染してしまう。どうしてなのか?どこからうつるのか?何が原因なのか?感染経路を振り返って見ると納得です。

 

(1)直接感染の原因

頭髪に着いている幼虫や成虫は*帽子*ヘアブラシ*くし*タオル*マフラ*

など頭に触れる物や枕*シーツなどの寝具を経由しそれに触れた人に移って寄生していきます。また子供は大人に比べ頭を接触する機会が多いことも原因と考えられます。

 

①寄り添って寝る(保育園・託児所などの午睡)

②頭を接触して遊ぶ(幼稚園・保育園・託児所での自由遊び)

③プールや部活での活動を通しての物の貸し借りなど(児童)

④友達の家への行き来や遊びを通しての触れ合い

 

※小さい子供→兄弟→家族→大人へと感染していく。

※祖父母が子供と添い寝をしたり髪の毛を整えたりする行為、スキンシップの多い家族が感染しやすい傾向がある。

※一人が駆除しても他人へ感染している可能性は大である。

繰り返すあたまじらみ

3.「アタマジラミ」の駆除と対策方法

毎日お風呂に入り髪もシャンプーも念入りしている・・・・それなのに・・です。「アタマジラミ」は清潔にしていても関係なく自分たちの子孫繁栄のためには手段を選ばない。しかしそんな「アタマジラミ」にも実は弱点があります。

・・・・それは「熱」に弱い・・・・ということです。実行できることから始めましょう!

【感染が確認出来たら!】・絶対に行うこと!

(1)家庭で出来ること・・・

①一気に衣服や寝具(シーツ:枕:敷きマット)を洗濯する。

※タオル*帽子*など家族で共有しない。個別に用意し使用する。

※下着*マット*洋服など頭や肩に触れるすべての物を毎日代え更に清潔にする。処分できる物は捨てる。クリーニングに出す。

※子供の大事にしているぬいぐるみなども洗濯して完全に乾かす。

※家族が所有する自家用車のシートなども念入りに掃除する。

※換気を良くし湿気をためない。 家具の隙間もくまなく掃除する。

 

②家族全員で家中を掃除する。

※子供部屋は特に念入りに。ベッドの下に落ちている髪の毛は特に注意。

※カーペットなどは市販の「コロコロ」などで髪の毛を取る。

※ペットも大切に観察する。

 

③洗濯物の効果的な仕上げ方

※「アタマジラミ」は成虫も熱に弱いので乾いた洗濯物をアイロン*乾燥機仕上げにすれば最強です。

※洗濯前には・60℃以上のお湯に5分つけると「アタマジラミ」は死滅する。

※洗濯するだけでも「アタマジラミ」はいなくなるので毎日行う。

手をつなぐ

(2)更なる感染を広げないために・・・・・

医師の診断を仰ぐのが一番です。が緊急の場合等も考え薬局にも市販の「アタマジラミ」駆除シャンプーが販売されています。人に知られたくない時、大げさにしたくない場合には有り難い薬品です。

 

しかしこのシャンプーは保険外です。専用のシャンプーとクシがセットになっていて2日置きに3~4回シャンプーを専用のクシで「アタマジラミ」が駆除出来るまでし続けます。

 

※【ヒトジラム】・・アタマジラミ*ケジラミ*コロモジウシの駆除に販売されている薬品です。

※日本で販売されている「アタマジラミ」駆除の薬品は2種類です。

①スミスリンパウダー

②スミスリンLシャンプー

※新型の「アタマジラミ」には効果が期待できません。

薬品の回数や量を多くすれば良く効くと勝手に判断しては危険です。

 

(3)在籍している専門機関(保育園:幼稚園:学校)へ報告する。

集団の中で発生した場合子供だけではなく一人の子供を取り巻くすべての人に感染が予想されます。

みんなが一斉に駆除に取り組まなければ感染を食い止める事は出来ません。専門機関では子供の人権を守り更なる感染防止の他連絡を取り合ってくれます。 もしもの場合は担任の先生に相談するのが安心です。

 

※「アタマジラミ」は放置しておくと・・・・・「とびひ」に感染します。

「とびひ」の媒介に「アタマジラミ」は関与しているのです。

せっかく「シラミ」を駆除したのに「とびに」になってしまったら・・・・・・最悪です。

 

4,「アタマジラミ」と「とびひ」の関係

(1)「とびひ」とは・・・「黄色ブドウ球菌」などの菌による感染病の一つです。

菌の感染により出来た【水疱】や【濃化疱】が掻いたりしている内に、顔や身体全身に広がる症状が・・火事の火の粉があっという間に飛び移る様子にたとえ「とびひ」と言われる様になったそうです。

とびひ

「とびひ」は・・・・・常在菌です。 健康な時には影響はありません。【伝染性膿痂疹:でんせんせいのうかしん】と呼ばれています。人間の皮膚に存在しています。

 

小さな傷*あせも*虫刺されから皮膚内部に侵入し水疱や膿を形成してしまいます。

※6歳以下の子供に多い皮膚の感染病です。

※特に::「夏」::発症率が多く確認されます。

(2)「とびひ」の種類

①【水疱性膿痂疹】・・・・水ぶくれが出来るタイプ

②【痂皮性膿痂疹】・・・・かさぶたが出来るタイプ

※種類によって症状や原因・好発年齢が異なります。

※早期発見:早期治療で完治できます。

 

5.「アタマジラミ」の予防と認識

子供を守るということ・・・それは親としての責任です。

(1)子供を日頃から観察すること。

子供はいくつになっても「お母さん」「お父さん」が大好きです。いつまでも甘えていたいのです。

自分は「お母さん」「お父さん」から愛されていると感じ成長した子供と、自分は「お母さん」「お父さん」には必要の無い存在・・・と感じて育った子供・・・子供が成長を成し遂げるまでには心と身体に何かしら影響があります。

いつも「あなたを見ている」「いつもあなたを守っている」・・・

「お母さん」「お父さん」の子供で良かった・・・と言ってもらえるようになってください。

 

(2)子育ても人生も先輩である「姑」「舅」に時には相談すること。

孫のことになりお嫁さんから相談を受ければ・・・「おばあちゃん」「おじいちゃん」は嬉しいです。 自分から進んで相談しアドバイスを受けることで子育てや家事など知恵や知識が増していきます。

子供は「お母さん」「お父さん」が「おばあちゃん」「おじいちゃん」と仲良くしている姿が何よりの幸せです。 家族全員で子供の話をしていればこれを聞いた子供は心から幸せを実感します。

※ヒマワリの花言葉「あなただけを見つめている」・・です・

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