あなたは、このようなことでお困りではないですか?
・汗のかき始めに背中や胸、全身がチクチク痛い
・痛がゆかったり、針でチクチクされているようだ
・運動したり体温が高い時にもチクチク痛む
こんな症状があったら、いつも不快だし運動するのが嫌になりますよね。
ずっとこんな状態が続くの?そう心配していませんか?
かなり辛い思いをしている人もいるでしょう。
あなたの悩みがこのようなことなら、ぜひこの先も読みすすめていただいて、原因や対策を参考にしてもらえたらと思います。
まず、汗をかいてチクチク痛みが出る原因で一番多いのは、コリン性蕁麻疹というものです。
目次
コリン性蕁麻疹とは?
コリン性蕁麻疹(こりんせいじんましん)は汗が刺激となり発生すると言われています。
汗をかく場面は様々なので、
・辛いものや熱いものを食べたとき
・運動したとき
これらの時も自覚症状がなくても汗をかいていることがあるので、チクチクした刺激が出てきます。
コリン性蕁麻疹という名前から、ぶつぶつとした突起物が出現する感じがしますが、必ずしも出てくるわけではありません。
出るときは、赤く小さな丘疹が、ポツポツ、ばーっあっと体に広がります。
私たちは汗をかくと、アセチルコリンという神経伝達物質が分泌されます。
アセチルコリンは誰でも分泌されるものですが、その量が多いと血管は膨らんでいき、皮膚も膨らみその部分にかゆみが出てきます。
夏の季節にひどくなるタイプと、秋から冬にかけてひどくなる2つのタイプがあると言われています。
比較的若い世代に多いじんましんです。
「汗をかくとチクチク痒くなる」と皮膚科で診察を受けると、ブツブツが出ていなくても、コリン性蕁麻疹ですね、と診断されることが多いです。
また、汗が出ていなくても
・急に緊張したり
・体温が上がるように場面に出くわす
このような時に、アセチルコリンが分泌され、チクチクしだす人もいます。
コリン性蕁麻疹の治療は?
でもなぜチクチクしてしまうのか、実はお医者様にもわかりません。
コリン性蕁麻疹の治療は、アレルギー治療と同じで、抗ヒスタミン薬で症状を抑えるといった対症療法がとられます。
でも、お医者様で出されたお薬でも、飲んだら楽になるという人は、あまりいません。
つまりほとんど効きません(T▽T)
もしも、汗に対するアレルギー自体をなんとかしたいなら、減感作療法という方法もあります。
減感作療法
食べ物のアレルギーでも使われる方法です。
ようは自分の体が反応しているアレルギー物質を、少しずつ体に入れ、慣れさせていく方法ですね。
コリン性蕁麻疹の場合は、アレルゲンは汗です。
だから汗をわざとかいて、徐々に体に慣れさせていく、という方法をとります。
また、チクチクの原因になっているアセチルコリンは、汗腺に溜まる性質があります。
なので汗をいっぱい流すと、汗腺に溜まったアセチルコリンが外に流れて、症状が軽くなると言われています。
減感作療法を行うときは、始めはかかりつけの先生に相談したほうが良いかもしれないですね。
減感作療法を自分でやってみる
ここからは、コリン性じんましんの減感作療法を、自分でやってみる方法です。
ご自分の判断でお願いします(^^)
コリン性じんましんを減感作療法で自分で試している人は多いので、そのお話を参考にしています。
といっても難しいことはありません。
いかに効率よく汗をかくか、それだけです。
もちろん始めはすごく痒いので辛いと思います。
ホットヨガとか岩盤浴とか、効率よく汗がかけるのでおすすめです。
でも、
・赤いポツポツが出るから見られたくない
・お金をあまりかけたくない
そんな人は、こんな方法もおすすめ。
お風呂にじっくり入る
自宅でお風呂にじっくり浸かり、とにかく汗を出します。
その際は水分を取るのを忘れずに。
半身浴などにして、とにかくじっくり汗をかきます。
発汗を促す入浴剤などを入れてもいいですね。
サウナスーツで運動する
普通に運動をしても良いのですが、寒い季節だとあまり効率よく汗をかけません。
サウナスーツを着れば、気温が低い時もしっかり汗をかけますよ!
減感作療法はどれくらいの頻度で続ける?
効果の出方には 個人差があります。
始めはなるべく毎日行った方がよいです。
お風呂だったら一日1回、サウナスーツもできるだけ多く。
自分に合った方法で、しっかり汗をかければ大丈夫です。
数日でよくなる人もいますが、サボるとまたぶり返すこともあります。
完全によくなるまでは、定期的に続けてみてください。
単純に汗の刺激がチクチクの原因になることも
私たちの肌は普段は弱酸性を保っていますが、汗をかくとアルカリ性が強くなります。
このアルカリ性が刺激となり、肌がチクチクとした刺激を感じる、というわけです。
シャワーなどで肌についた汗を流すとチクチク感が消えるという人は、汗の刺激が原因と言えるでしょう。
予防策としては、
・汗をかいたらなるべくタオルなどで押さえて拭き取る
・早めにシャワーなどで流す
ことです。
肌がアルカリ性に傾いたままだと、外からの刺激に弱い状態が続いてしまいますので、なるべくその状態を早く改善するのがオススメですよ!
下着も汗をしっかり吸い取ってくれるものを選んでみてください。
まとめ
コリン性蕁麻疹は、残念ながらあっという間に治す薬は確立されていません。
でも、年齢を重ねるとともに、症状がでなくなる人も多いです。
あまり神経質にならずに、自分の体質と割り切って、減感作療法を上手く取り入れて、付き合ってみてくださいね。
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