手足口病は、その名前の通り、手と足と口の中に症状がでる感染症です。
小さい子供がかかることが多く、口の中が痛くて食べられなくなったりするので、親としては心配な感染症ですよね。
このページでは、
- 手足口病がやっと治ってきたと思ったら、また発疹が出た
- もしかして再発がある病気?
- それとも一度なるとうつらない?
など、手足口病の気になる再発について、詳しく書いていきます。
早くスッキリ元気になって欲しい、そんなママは参考にしてください。
目次
手足口病のウイルスには色々な型がある
手足口病は初め、熱が出たり喉が痛くなったりするところから始まります。
1~2日たつと手や足や口の中にかゆみのある発疹が出てきます。
うちの娘が感染したときは、手のひらの赤い発疹で気づきましたが、よく見ないとわからなくらい小さいものでした。
そして、この手足口病を起こすウイルスには、実は様々な型があるんです。
- エンテロウイルス71型
- コクサッキーウイルスA6A10
などが有名ですが、実はこれ以外にも10種類以上まだ型があります。
手と足と口に赤い発疹が出るのは同じですが、ウイルスの型によって起こる合併症も違うことがあります。
また通常の手足口病は、軽い症状で良くなる感染症ですが、「エンテロウイルス71型」が感染源になっていると、重症化する恐れがあります。
手足口病の治りかけにまた発疹が出たら再発?
手足口病がやっと治ってきて、登園させてしばらくしたら、また発疹が出てきて思わず「再発した?」と思うことがあります。
でもこれは再発ではなく、この場合は違う型の手足口病に新たに感染したということです。
同じ型のウイルスは免疫ができるので、再びかかる事はありません。
手足口病がやっと良くなったのに、また発疹が出てきた場合は、同じ手足口病でも違う型のウイルスに感染したということです。
ただ、医師が手足口病と診断する時は、大抵その症状だけを見て判断して病名を確定します。
何の型かまで調べるということはまずありません。
型まで検査するととても時間がかかるのです。
ですから、手足口病の症状が治まり集団生活に戻って元気に過ごしていても、再度同じような症状が出て、再発したのか?と思ってしまうわけですね。
手足口病は脱水症状に気を付けよう
手足口病には治療薬やワクチンはありません。
ですから、体の免疫機能がウイルスと戦って免疫を得るまで、水分を摂って安静にしているしかありません。
熱が高いときや喉の痛みが強い時は、それを抑える薬が使われることもあります。
手足口病で最も辛いと言われている症状は、口の中の発疹が水泡になり破れることです。
破れたところに食べ物や飲み物がしみるので、食欲がなくなったり水分を十分に補給できなくなります。
小さなお子さんだと、思いのほか早く脱水症状になります。
特に赤ちゃんは、急にミルクを飲まなくなったりすることもあるので、その場合は早めに病院を受診してください。
私の娘が過去に手足口病になったときは、大好きな牛乳だけはしっかり飲んでいました。
でも、それでも病院で脱水症状が出ていると言われ、点滴をしました・゜・(ノД`)・゜・
特に小さい子は脱水症状が怖いので、その点は注意してください。
けれど痛がっている子供を見るのはとても辛いですよね。
食べ物や飲み物をとても嫌がるので、焦ってしまうこともあると思います。
そんなときは、ゼリーやアイスなど冷たくて口当たりの良いものをまずはあげてみてください。
それでも嫌がるようなら、病院へ行き点滴で水分を補給しましょう。
手足口病が治るまでの期間の目安
手足口病が治るまでの期間には個人差があります。
水分が摂れたり食事が出来る子は、比較的早く元気になるでしょう。
保育園や幼稚園への当園は、熱や喉の痛みなどがなくなり、元気でご飯も食べれるようになれば可能です。
もし感染しても症状がなくなり元気なら、長いあいだ休まなくても大丈夫です。
ただ、症状が軽くても人への感染力はあります。
当園については、幼稚園や保育園に事前に報告して、決まりがあるようならそれに従って当園時期などを決めてください。
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