アデノウイルスは夏の時期に感染することが多いウイルスの一つで、流行性結膜炎やプール熱の原因になるものです。
感染力がとても強いため、集団生活の中では あっという間に広がることもあります。
そのため、子供がアデノウイルスにかかると出席停止、大人の場合は会社によっては出勤が禁止されることもあります。
気をつけていても、プールだけじゃなく飛沫感染や接触感染でもうつりますので、なかなか防ぐのは難しい感染症です。
ここではアデノウイルスはいつまでうつる危険があるのか、ほかの人にうつさないためには?人からうつらないようにするためのポイントを書いてみたいと思います。
目次
アデノウイルスがもたらす感染症
アデノウイルスには51種類の型があり、そのどれにかかるのかによって症状の出方や場所が変わります。
アデノウイルス3型に感染するとプール熱(咽頭結膜熱)と呼ばれる夏風邪にかかります。
またアデノウイルス8型に感染すると、流行性結膜炎と呼ばれるものにかかります。
代表的なものはこの二つで、毎年暑い時期になると集団生活を送る子供を中心に流行します。
アデノウイルスはいつまでうつるのか?
アデノウイルスによるプール熱の場合、子供は38℃~40℃の高熱が出ることが多く、まずはこの熱が下がらないといけません。
また喉も腫れて痛みが出ますので熱が下がり喉の痛みもなくなり、さらに2日たてば集団生活に戻れます。
このことから、人にうつさなくなるまでには 症状が消えて2日間かかるということです。
また、流行性結膜炎と診断されたときは、目に充血などの症状が出ます。
この場合は、目の赤みなどが完全になくなってから登園・登校が許可されます。
ただ、体が元気になってもウイルスが 全て消えたわけじゃなく、体の中に残り、 便によって徐々に排出されています。
そのため場合によっては1ヶ月ほどプールに入るのを見合わせるケースもあります。
大人の場合も感染を広げてしまう可能性があるため、プール熱や流行性結膜炎と診断された場合は仕事は休むことが望ましいようです。
会社の規則で出勤が禁止されていることもありますので、まずは会社に確認しましょう。
禁止されてしなくても、症状がある間はほかの人に移す可能性がありますので、
・ウイルスを通さないマスクをつける
・結膜炎がある場合は眼帯をつけるなど ウイルスをばら撒かない工夫をする
・会社の他の方に事情を話して、 手洗い・うがいを徹底していただく
こうしたことが必要になってきます。
私の知り合いで流行性結膜炎になった人がいましたが、その人は医師に「症状が消えるまで誰にも合わないように」まで言われたそうです。
まとめ
アデノウイルスはいつまでうつるのか? その答えは、熱、喉の痛み、目の充血と この症状が全部消えてから2日間たつまでです。
もしも自分のお子さんがアデノウイルスによる感染症になったら、この3つの症状が消えたかどうか、まずはここをチェックし、さらに2日間様子をみます。
そのままの状態なら、晴れて集団生活に戻れますヽ(´▽`)/
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