妊娠中で便秘に悩まされているあなた、こんなことで悩んでいませんか?
- 妊娠前からひどい便秘で困っている
- 下剤に頼らず、自然なお通じですっきりしたい
- 便秘に効果的な食事方法を知りたい
もしあなたがこのようなことでお悩みなら、この先を読み進めてもらえたらと思います。
妊娠中はホルモンバランスも乱れ、便秘になる妊婦さんは多いです。
ですが重度の便秘は体調を崩す原因にもなりますので、早目に解決したい問題です。
・重度の便秘は赤ちゃんに影響するのか?
・便秘体質を改善するコツ
・便秘に効果的な食事は?
など書いていきたいと思います。
よろしければ参考にしてくださいね。
目次
重度の便秘は赤ちゃんに影響する?
妊娠中は下半身がむくみやすく、内臓が徐々に圧迫されるようになります。
そのうえ便秘になると、ますますママはお腹が窮屈に感じてしまいますよね。
お腹に赤ちゃんがいる間は、ほぼ無菌状態で子宮の中に守られています。
仮に便秘が続いても、赤ちゃんが圧迫されたり、直接ダメージを受けたりすることはありません。
ただこれは出産前に言えることです。
赤ちゃんは生まれるときに産道を通りながら、ママの持っている細菌を口から取り込んでしまいます。
つまり便秘で増えてしまった腸内細菌や悪玉菌は、赤ちゃんに受け継がれてしまうことになるんです。
産道からだけでなく、出産時に排出されたママの便にも腸内細菌が混じっています。
そこから赤ちゃんが菌を取り込むこともあります。
生まれる前までは赤ちゃんに影響がなくても、これらの菌が出産時に、赤ちゃんの腸内環境を形成してしまうことになるのです。
この影響で、赤ちゃんも下痢や便秘をしてしまい、免疫力の低下を招くこともあります。
また悪い腸内環境が、アレルギー症状となってアトピー性皮膚炎になる可能性もあります。
出産や妊娠自体にも影響が起こる
便秘が出産時に赤ちゃんの腸内環境に影響を与えてしまうことは、お分かりいただけたと思います、
ただ、影響はそれだけではありません。
便秘による腹痛やお腹の張りで、赤ちゃんからのサインを見逃すこともあるんです。
子宮の収縮と区別がつきにくくなり、切迫早産や流産に気づかないこともありえます。
このことからも、安全な出産、産後の赤ちゃんの健康のためには、便秘を改善してくことがとても大切だと言うことですね。
今から腸内環境を整え、生まれてくる赤ちゃんに影響が出ないようにしておきましょう。
便秘の原因と解消法
妊娠中に便秘がひどくなるのは、以下のようなことが関係しています。
- ホルモンバランスの変化
- つわりなどによる食生活の変化
- 運動不足
- ストレスや疲労
ホルモンバランスの変化
妊娠中は女性ホルモン、黄体ホルモンが増えている状態です。
このホルモンは妊娠中の健康維持のため、栄養を体内に蓄えようとする働きがあります。
するとママが摂取した栄養を逃さないよう、代謝が悪くなってしまいます。
代謝が悪くなると、胃や腸などの内臓の働きが鈍くなり、排便に必要な腸のぜん動運動も低下してしまうのです。
これが妊婦さんの便秘をひどくさせる原因の一つになっています。
つわりなどによる食生活の変化
妊娠期間は悪阻(つわり)などが影響し、食生活が変わってしまうことが多いです。
食欲がわきにくくなり、偏った食生活になりがちです。
その結果、排便に必要な食物繊維や水分が不足していることが多く、便が固くなってしまいます。
運動不足
妊娠中は胎児への影響を考え、今までよりも運動を控えるようになります。
妊娠初期はもちろんですが、後期になるとお腹が大きくなってさらに動けなくなりますよね。
ただ、日常的な運動不足は、どうしても腸の動きも鈍らせてしまいます。
ストレスや疲労
妊娠中は体調の変化で疲れやすく、心身ともにストレスを感じている状態です。
ストレスは自律神経の乱れを招き、腸の動きにも悪影響をあたえます。
自律神経は排便機能にも深く関係していますので、便秘に陥りやすくなります。
これらの原因に加え、赤ちゃんが大きくなってくると子宮が腸を圧迫します。
妊娠中は、とくに便秘になりやすい条件がそろってしまうのですね。
便秘改善のために今日からすぐにできることは?
ではどのようなことに気を付けることが、便秘改善につながるのでしょうか?
まずは水分をこまめに補給しましょう。
妊娠中は水分の排出もうまくいかず、便が固くなりがちです。
スムーズな排便には十分な水分が必要になりますので、一時間にコップ一杯の水を飲むのが効果的です。
とくに朝起きた時に水分を摂ると、胃腸が刺激されるので便秘解消におすすめです。
この時、冷たい水ではなく白湯か常温のお水にして、腸を冷やさないようにしてくださいね。
また運動が制限されている妊娠中は、食事などで内側から体質を改善していくことが大切です。
乳酸菌、オリゴ糖、食物繊維などを積極的に取り入れ、腸内環境を整えましょう。
そして生活リズムも見直してみてください。
十分な睡眠と栄養バランスの摂れた食事、これを規則正しく守りましょう。
不規則な生活習慣は自律神経を乱し、スムーズな排便を阻害します。
妊娠中のストレスを改善するために、音楽を聴いたり、リラックスできる時間を持ちましょう。
便秘に効果的な食事も取り入れてみて!
先ほどお話したように、妊娠中は運動など制限されることが増えます。
そこで妊婦さんの便秘解消には、食事の改善が最も効果を発揮しやすいと言えます。
以下の2つは積極的に摂りましょう。
- 乳酸菌
- 食物繊維
乳酸菌
チーズなどの乳製品、納豆、みそ、キムチなどの発酵食品に多く含まれています。
乳酸菌は腸の働きを整えてくれますが、摂ってもその都度出て行っていまいますので、毎日こまめに補給してくださいね。
食物繊維
食物繊維には、水溶性食物繊維と不水溶性食物繊維があります。
この2つをまんべんなく摂るバランスが大切です。
水溶性食物繊維
胃や腸で吸収されることなく、固くなった便をやわらかくしてくれる食物繊維です。
昆布、ワカメなどの海藻類、大豆製品、こんにゃく、果物などに多く含まれています。
不水溶性食物繊維
腸の中の水分を取り込み、腸壁を刺激して動きを活発にしてくれます。
豆類、穀類、野菜に多く含まれています。
どちらかの食物繊維が偏っていると、便秘や下痢を繰り返してしまいます。
バランスよくこれらの食物繊維を摂ることが理想ですが、便秘の場合は、特に水溶性食物繊維を積極的に摂りましょう。
以上のことを気をつけても便秘が良くならないときは、根本から体を変えていく必要があります。
特に妊娠前から便秘だった方は、こちらの方法をおすすめしますよ!
⇒ 便秘の正しい治し方!毎日すっきり出すために絶対に必要なものとは?
まとめ
今回は妊娠中の便秘のお話でしたが、いかがでしたか?
少しでもお役に立てたなら嬉しいです。
便秘が続くと、腸内に有毒なものが溜まった状態になります。
もちろんママの体にもよくありませんが、出産時に赤ちゃんに影響を及ぼすこともあります。
まだ妊娠期間がしばらく続くママ、できることから少しずつ取り組んでみてください。
赤ちゃんがお腹にいる間から体質を改善し、安心して出産できるよう備えておきましょう。
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