スルーラックsを常用しているあなた、こんな経験をしたことはありませんか?
- 今まで服用しても何の異常もなかったのに、急に体調がおかしくなった
- 腹痛、吐き気、悪寒がひどいのは、副作用のせい?
- 薬を飲まないと便意ない・・でも薬を飲むのも怖い
もしあなたがこのようなことでお悩みなら、この先を読み進めてもらえたらと思います。
スルーラックsは便秘で困っている人には心強いお薬ですが、安全に使用できないと困りますよね。
・スルーラックsの副作用にはどんなものがあるの?
・体調に影響するのはどんな時?
・スルーラックsを安心して使うためには
など書いていきたいと思います。
よろしければ参考にしてくださいね。
目次
スルーラックSの副作用
女性が抱える便秘の8割は、弛緩性便秘と呼ばれる、便意を自然に感じられないタイプの便秘です。
このような症状にスルーラックSスルーラックsは効果を発揮し、服用してから6~8時間で便意を得られます。
また便秘の度合いによって、服用は一回1~3錠で調節することが可能です。
とくに朝一番にスッキリしたい場合は、就寝前に飲むことでその効果を感じられるようになっています。
そしてこの排便を促す成分、センノシドとビサコジルは腸を直接刺激する働きがあります。
動きが鈍っている大腸を無理やり動かす刺激を与えるので、どうしてもお腹が痛くなてしまうんですね。
そしてスルーラックは刺激性下剤の中でも、最も強いものなんです。
言い換えれば刺激で腹痛が起き、その延長に排便する形です。
つまりお腹を下しているのと同じ状態です。
これを副作用というのか、薬の効果と認識するのかは個人差がありますよね。
他にも吐き気、発疹などの副作用があり、これらの症状が出た場合はすぐに薬の使用をやめてください。
スルーラックsを使い続ける問題点
そしてスルーラックsを使い続ける一番の問題点は、大腸を刺激する薬を使い続けると、腸がその刺激に対して慣れてしまうことです。
慣れてしまうと耐性がついてしまい、薬の効き目がだんだん薄れていきます。
そうなると薬の量が必然的に増えてしまい、知らない間に用量がオーバーしてくることがあります。
結果的に大腸の動きを鈍らせてしまい、便秘解消どころか悪化する可能性も。
長期間の使用は腸機能の低下を招きますので、できるだけ一時的な服用をおすすめします。
スルーラックsの副作用がでやすい条件
基本的に決められた使用方法、用量を守っていれば副作用が出る可能性は低いとされています。
しかし激しい腹痛や吐き気、場合によっては悪寒がでたなら、薬の副作用の影響です。
ではどういった状態の時に、副作用がでやすいのでしょうか?
腸内が便でいっぱいになっている
便秘が続き腸内に便が溜まっていると、薬の刺激が副作用として現れやすくなります。
たまったガスや便が行き場を失い、腸を必要以上に圧迫します。
これが激しい腹痛、吐き気、悪寒、震え、冷や汗などの症状を引き起こしているのです。
とても危険な副作用の現れ方ですから、気を付けてください。
長期間飲み続けている
便秘のために、何年も常用していると腸機能が低下してしまいます。
決められた量では便意も得られないため、知らず知らずのうちに薬の量が増えてしまいます。
この結果、副作用が出やすい環境を、自ら作っている可能性があります。
無理なダイエット
便秘の人に多いのですが、ダイエットと並行して服用している場合があります。
その理由は様々ですが、便秘が肥満を招く恐れがあると認識していることが関係しています。
ダイエットを無理に続けていると、健康そのものが損なわれて、体質も変わってしまうことも。
その結果、薬の副作用がいつも以上に出やすい体になっているかもしてないのです。
以上、これらの原因が副作用を出やすくしている可能性があります。
上記のことに心当たりがないか、もう一度確認してみましょう。
一度副作用で危険な状態になると、次に薬を使うことはできません。
便秘薬がないと排便できない場合も同じです。
できるだけ早急に診察を受け、医師に相談することをおすすめします。
便秘そのものを改善できる生活を!
ここまでお話したように、便秘薬に頼って排便することは根本的な解決にはなりません。
刺激の強い下剤は腸に刺激を与え続け、自力で排泄する力を衰えさせてしまいます。
そのうち薬の効果もきかなくなるので、結果的に便秘を改善することはできないのです。
できるだけ自力で、自然なお通じをえられるよう以下のことを意識してみましょう。
食事で腸内環境を整える
果物や海藻類は水溶性食物繊維を多く含み、便をやわらかくしてくれます。
また油分も便を滑らかにしてくれますので、植物性のエクストラバージン・オリーブオイルなどが効果的です。
腸内環境を整えるためにも、善玉菌を多く含んだ食品も積極的に摂りましょう。
チーズ、ヨーグルト、納豆などの発酵食品を毎日の食事に取り入れましょう。
適度な運動で腸を刺激する
腹筋の筋肉量が少ない女性は、便秘になりやすくなっています。
ウォーキングやストレッチで、下腹部をへこますような動きを取り入れましょう。
そのような動きは腸にいい刺激を与えますので、蠕動運動も活発になります。
夕食後に行うことで、睡眠中の腸の動きもよくしてくれますよ。
生活習慣を見直してみる
不規則な生活リズムは自律神経を乱れさせ、腸の働きを悪くします。
睡眠不足、ストレス、偏った食生活は改善するようにしてください。
とくに夜0時に熟睡していることが腸の蠕動運動を活発にし、排便を促します。
また朝起きた時に白湯を飲むことで、さらに腸の動きを良くしてくれます。
これらを心がけた生活をしても便秘を改善できないときは、ぜひ下記を読んでみてください。
便秘を根本的に治すために必要なことを書いています。
⇒ 便秘の正しい治し方!毎日すっきり出すために絶対に必要なものとは?
まとめ
今回は便秘薬の副作用についてのお話でしたが、いかがでしたか?
少しでもお役に立てたなら嬉しいです。
便秘は万病のもとと言われるほど、実は様々な病気につながっています。
できれば自然なお通じで、健康な体を維持していきたいですよね。
便秘薬は腸に負担をかけ、基本的な機能まで弱らせてしまいます。
使用する際は用量をきちんと守り、一時的な服用にするようにしましょう。
これからの健康のためにも、規則正しい生活をじっくり続けてみてください。
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