緊張やストレスで腹痛を起こしてしまう人は多いですが、あなたも以下のようなことはありませんか?
- 緊張すると決まってお腹が痛くなる
- ストレス状態が続くとお腹を下してしまう
- どんな薬を飲んだらいいのか分からない
もしこの中に当てはまるものがあれば、この記事がお役に立てると思います。
・どうして緊張すると腹痛が襲ってくるのか?
・効果的な薬はどれか?
・腹痛を防ぐコツ
など書いていきたいと思います。
もう急なお腹の痛みに耐えなくても大丈夫です。
ぜひ読んでみてくださいね。
目次
緊急時に起こる腹痛・下痢の原因は?
大事な会議や試合、そんな時に決まって腹痛が襲ってくることがあります。
痛みで集中することもできず、何度もトイレに駆け込まなければならなかったり・・・
でもいつもトイレに行くことが許される場面ばかりではなく、そうなると本当に困りますよね。
緊張やストレスから腹痛になるのは「過敏性腸症候群」である可能性が大きいです。
大人ばかりではなく、最近では子供にもよくみられるようになりました。
この病気は読んで字のごとく、精神的な刺激で腸がとても過敏になっている状態のことです。
ストレスや緊張は自律神経の乱れを招き、脳から排泄に必要な信号が正常に出されなくなります。
結果、腸の働きに異常が生じ、下痢や腹痛を引き起こしてしまうのです。
精神的な刺激と先ほど書きましたが、実はこれはなかなか厄介なものです。
その時の緊張だけでなく、以前に経験したことがトラウマになっている場合があります。
例えば同じような場所、同じよう状況になると、以前経験した腹痛を思い出します。
この経験が精神を緊張させ、腹痛や下痢を繰り返してしまうことがよくあるんですね。
緊張を緩和することができればいいのですが、そう簡単にいくものではありません。
頭では分かっていても、体がどうしても反応してしまうのです。
過敏性大腸炎に効果的な薬はあるの?
大事な時ほどストレスがかかり、精神的に不安定になります。
その緊張から逃げることが一番の改善方法なのかもしれませんが、そういう訳にもいきません。
また、残念ながら過敏性腸症候群に直接効く薬はありません。
とりあえず腹痛を鎮めることが先決な場合にのみ、市販薬で対処することはできます。
しかしこれもその場しのぎにしかなりませんので、根本的な治療にはならないことが多いです。
また市販薬を選ぶときは、正露丸のような腸内の殺菌をするタイプの薬は避けてください。
菌が原因で下痢をするわけではありませんので、服用しても効果がありません。
過敏性腸症候群による突発的な腹痛には、ストッパ(ライオン製薬)が一番おすすめできます。
これは病院で処方される「イリボー」という薬と近い成分が配合され、即効性がありよく効きます。
水なしでも飲めるので、急な痛みに襲われたときにいつでも場所を選ばず飲めます。
ただ常用性が高ければ、薬の効果がだんだん効きにくくなります。
また便が出にくくなるといった副作用もありますので、服用の際は用法・容量をよく守りましょう。
予定の前日は前もって腸内環境を整える
また前もって予定が分かっている場合、前日からビオフェルミンなどの調整剤を飲んでおくこともできます。
ビオフェルミンは小さな子供から安心して飲める調整剤で、腸を自然に近い状態に整えてくれます。
事前に腸内環境を整えておくことも、腹痛を避ける一つの方法です。
過敏性腸症候群を治すコツ
先ほどからお話しているように、このタイプの腹痛や下痢は精神的な原因がほとんどです。
腹痛が起きてからの対処も大切ですが、これは根本的な解決にはなっていません。
心の安定をはかるために、以下のことをぜひ心がけてください。
- 不安な気持ちをやわらげる
- 整腸剤をうまく活用する
- 食生活に気をつける
- 睡眠をしっかりとる
不安な気持ちをやわらげる
何がストレスや緊張の原因になっているのか明確な場合、それを避けることが一番の対処法です。
しかし社会的な立場にある人、どうしても避けて通れない人はどうすればいいのでしょうか?
自分一人の力ではどうすることもできない時は、専門医の力をかりてみてください。
内科や精神科のお薬で、不安な気持ちやストレスを和らげることができます。
また心身ともにリラックスすることができるようになれば、過敏性腸症候群の症状は落ち着いてきます。
カウンセリングを行っている病院もありますので、一度診察を受けてみることも大切です。
整腸剤をうまく活用する
つねにストレス状態になると、腸内環境は乱れがちになります。
普段から健康な腸内環境を保つためにも、整腸剤などで様子をみてください。
過敏性腸症候群は下痢を伴うことが多いので、その点でも腸内環境は重要です。
腸内環境に特化したサプリメントや、ヨーグルトなどの食品もたくさんあります。
それらを活用し、普段から腸の調子を整えておきましょう。
食生活に気をつける
下痢を繰り返すと、腸は弱ってしまいます。
刺激の少ない食事をこころがけ、腸を休ませてあげましょう。
また腸は胃の延長上にあります。
胃に負担をかけるものは、腸にも負担をかけることになってしまいます。
脂っこい食事、酸味の強いものはできるだけ避けましょう。
冷たいもの、熱いものの食べ過ぎにも要注意です。
栄養バランスの摂れた食事で、自然なお通じを促すように心がけてください。
睡眠をしっかりとる
睡眠不足は自律神経を乱れさせる原因になります。
寝ている間は副交感神経が働き、体の修復やリラックスを促しています。
熟睡していないと、逆に交感神経が高まり、常に緊張した状態になります。
この影響で下痢を繰り返してしまうことがあるので、睡眠時間はしっかり確保してください。
最低でも6時間は眠るようにしましょう。
まとめ
今回は緊張やストレスからくる腹痛、下痢についてのお話でした。
いかがでしたか?
少しでもお役に立てたなら嬉しいです。
現代は若い人ほど、過敏性腸症候群になりやすいと言われています。
ストレス社会ですから、誰もがこういった症状に陥る可能性はあります。
大事な場面で突発的に腹痛に時もありますから、そんな時はお薬に頼ってもいいでしょう。
しかし薬の常用性がついてしまう前に、普段から予防することが大切です。
生活リズムや食生活なども含め、規則正しい生活が送れているか見直してみましょう
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