精一杯トレーニングを重ね、いよいよ明日はマラソン大会本番!
そんな時はついつい景気づけに一杯飲みたくなりますよね。
マラソン大会へ万全の状態で参加するため、前日に現地入りする、と言う人もいるでしょう。
そんな時は、ランナー仲間と「ちょっと一杯」と言うことになるかもしれません。
けれど、
- 本番の前日にアルコールを摂取しても大丈夫なのか
- マラソンに悪影響を及ぼしてしまうことはないのか
ちょっと気になるところです。
せっかくのトレーニングが台無しになったら、元も子もないですからね。
そこでこのページでは、
・マラソンの前日に飲酒しても大丈夫?
・アルコールがマラソンに及ぼす影響
について書いていきます。
ハーフマラソンに挑戦するけど、お酒も大好き!という方はぜチェックしてみてくださいね。
目次
マラソン前夜のアルコールはずばりNG!
答えを先に書きますが、前日のアルコールはマラソンのレースに影響を及ぼします。
ですから、
- ベストコンディションで挑みたい人
- 良いレースタイムを狙いたい人
こんな人は、前の日の飲酒は避けましょう。
ただし、以下のようなケースであれば許容範囲だと思います。
- 10kmマラソンなどレース距離が短い
- 参加や完走を目的としていて、レースタイムにはこだわらない
- お酒に弱い体質ではなく、飲みなれていて分解が早い
- 深夜ではなく、なるべく早い時間に飲む
- 飲むとしても、一杯程度にとどめておく
つまり、シビアなレースをしないのであれば、適量をたしなむぐらいであればOK、ということですね。
ただし、もちろん体調とは相談してくださいね!
アルコールがマラソンに及ぼす影響
では、アルコールがマラソンのレースに及ぼす悪影響とはどのようなものなのでしょうか。
代表的なものは以下の3つです。
- 肝臓の負担になる
- 体力を消費する
- 脱水気味になりやすい
肝臓の負担になる
肝臓がアルコールを分解する機能を持っていることは、ご存知だと思います。
つまり、アルコールを摂取すると、その分解のために肝臓が動き続けてしまうわけです。
マラソンにおいて肝臓は、「エネルギーとなるグリコーゲンを貯蔵する」という重要な役割を担っています。
これが、アルコールの分解に集中し、貯蔵しているグリコーゲンを使ってしまうことで、走るためのエネルギーを失ってしまうのです。
体力を消費する
上記で書いた肝臓の働きは、夜にアルコールを摂取した後、睡眠中まで続きます。
すると睡眠をとって休んでいるつもりでも、寝ている間に肝臓は働き続けているわけです。
そのせいで、寝ても疲労回復せず、実は体はヘトヘト・・・なんてことになってしまいます。
マラソンは例えハーフの距離でも体には負担になりますから、走るために体力を温存しておいたほうがベストです。
脱水気味になりやすい
アルコールを飲むとトイレが近くなったり、のどが渇いたりしますよね。
あれはアルコールの持つ利尿作用によるものです。
摂取した水分はアルコールの分解に使われ、分解するとすぐ尿で出てしまうので、脱水気味になりがちです。
飲み会の次の日の朝に喉がカラカラだった!なんて覚えのある人も多いと思います。
マラソンはただでさえ水分を必要とする運動ですから、貴重な水分をアルコールのせいで失うのは避けたいですね。
脱水が進んだ体で走るのは良くありません。
まとめ
以上、マラソン前日の飲酒が及ぼす影響についてのまとめでした。
マラソンは長時間全身を使う運動ですから、肝臓に限らず、内臓への負担がかかります。
疲弊した内臓はいつもよりも働きも鈍くなっています。
ですから、「いつもはこれぐらい飲んでも大丈夫だから!」という考えは、マラソン前日にはやめるようにしましょう。
また、今回がマラソン初参加だという場合は、特に飲酒は避けた方が良いですね。
前日、当日のレース、レース直後、当日の夜と、コンディションは目まぐるしく変わります。
少しぐらいのお酒ならいいかな?というのは、自分の体調の変化を把握できるようになった頃からでしょう。
これまでの練習の成果が存分に発揮できることを祈っています♪
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