肌荒れの時に処方される「ロコイド」などのステロイド薬。
効き目は抜群ですが、やめるタイミングには迷いがちです。
ステロイドは「依存」しやすい、と言いますが、
「一気にやめた方がいい」のか、
「段階的に減らしていった方がいい」のか、
どちらが肌に良いのだろう・・・
と考えてしまうんですよね。
そこで、今回は「ステロイド薬」についてまとめてみました。
ステロイドについて詳しく知ることで、
正しい使い方を身に着けることができます。
自分の肌の調子と相談して、
ベストなタイミングでやめられるようにしましょう。
目次
ステロイド薬の「リバウンド」とは?
そもそも、
やめ方に気を付けなければならないのか?
それは、ステロイド薬には
「リバウンド」
リバウンドとは「離脱症状」のことで、
つまり「
具体的には、以下の症状が挙げられています。
・かゆみ
・赤み、痛み
・皮膚が刺激に弱くなり、破けやすくなる(破けると液が滲む)
もともと「皮膚が薄くなる」というのは、
ステロイド薬の副作用です。
(「皮膚の菲薄化」と書かれているかと思います)
そのせいか、ステロイドによる離脱症状の皮膚炎では、
普通の皮膚炎とは「薄さ」が違います。
皮膚炎は盛り上がったりぷつっとなっていたりしますが、
ステロイド皮膚炎は平ら。
色だけ赤いまだらが出るのが特徴です。
また、ステロイド皮膚炎は、
ステロイドを塗っていなかったところにも出るんです。
ステロイド薬の「依存」とは?
最初は効き目を感じていたけれど、
だんだん体が薬に慣れてしまって効かなくなる・・・
むしろ、ステロイドがないと症状が出てしまうので、
これが「ステロイド依存」と呼ばれている状態です。
つまり依存がリバウンドに
密接に関係してるわけなんですが・・・
この「依存」と「リバウンド」については、
・ステロイド使用期間が短ければ、依存状態にはならない
・リバウンドが全ての人に起こるわけではない
・このリバウンドは、医学的には証明されていない
「医学的に証明されていない」と聞くと、えっ!?
「ステロイドは怖い」
独り歩きしてしまったせいか、
皮膚科では
「
「
では、リバウンドというのはデマなのか?
それは恐らく違うはずです。
皮膚科のお医者さんが言いたいのは、
「
「
という正しい使い方をすれば起きない、
ということでしょう。
だからこそやめ方が大事ということですね。
ステロイドの正しいやめ方は?
では、
リバウンドが起きないのか?
それに対する答えは・・・
「処方された医師の指示どおり」
何と言ったって、皮膚科の医師たちは
「
と言っているのです。
その指示に背き、勝手なタイミングでやめることは、
より正しい使い方をするためには、
もう一度受診しに行きましょう。
「症状が良くなってきたんですが、
と質問すれば、
もしくはもっと弱い薬を出してくれたりするはずです。
ステロイド薬には、強さのランク分けがあり、
強いものを無意味に使い続けていると
依存の原因になってしまいま
ロコイドなどはかなり弱い方になりますが、
まとめ
以上、ステロイド薬についてのまとめでした。
大事なのは、医師の指示を仰ぐこと、
できれば治りかけや薬がなくなるときに
もう一度受診すること。
人によって治るスピードも違いますから、
処方した段階でいつまで塗ればいいかなんて
お医者さんでもわかり
もう一度受診することで正しい判断をもらえるので、
皮膚科は上手く活用しましょう!
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