ロコイドの正しいやめ方|リバウンドはこうして防げ!

アレルギー
justyre / Pixabay

 

肌荒れの時に処方される「ロコイド」などのステロイド薬。

効き目は抜群ですが、やめるタイミングには迷いがちです。

ステロイドは「依存」しやすい、と言いますが、

「一気にやめた方がいい」のか、

「段階的に減らしていった方がいい」のか、

どちらが肌に良いのだろう・・・

と考えてしまうんですよね。

そこで、今回は「ステロイド薬」についてまとめてみました。

ステロイドについて詳しく知ることで、

正しい使い方を身に着けることができます。

自分の肌の調子と相談して、

ベストなタイミングでやめられるようにしましょう。

目次

ステロイド薬の「リバウンド」とは?

そもそも、どうしてステロイド薬は

やめ方に気を付けなければならないのか?

それは、ステロイド薬には

「リバウンド」があると言われているからです。

リバウンドとは「離脱症状」のことで、

つまり「薬をやめたせいで出てしまう症状」のこと。

具体的には、以下の症状が挙げられています。

・かゆみ

・赤み、痛み

・皮膚が刺激に弱くなり、破けやすくなる(破けると液が滲む)

もともと「皮膚が薄くなる」というのは、

ステロイド薬の副作用です。

(「皮膚の菲薄化」と書かれているかと思います)

そのせいか、ステロイドによる離脱症状の皮膚炎では、

普通の皮膚炎とは「薄さ」が違います。

皮膚炎は盛り上がったりぷつっとなっていたりしますが、

ステロイド皮膚炎は平ら。

色だけ赤いまだらが出るのが特徴です。

また、ステロイド皮膚炎は、

ステロイドを塗っていなかったところにも出るんです。

ステロイド薬の「依存」とは?

最初は効き目を感じていたけれど、

だんだん体が薬に慣れてしまって効かなくなる・・・

むしろ、ステロイドがないと症状が出てしまうので、

薬をやめると症状が悪化してしまう。

これが「ステロイド依存」と呼ばれている状態です。

つまり依存がリバウンドに

密接に関係してるわけなんですが・・・

この「依存」と「リバウンド」については、

以下の知識も頭に入れておきましょう。

・ステロイド使用期間が短ければ、依存状態にはならない

・リバウンドが全ての人に起こるわけではない

・このリバウンドは、医学的には証明されていない

「医学的に証明されていない」と聞くと、えっ!?

って思ってしまいますよね^^;

「ステロイドは怖い」というウワサばかりが

独り歩きしてしまったせいか、

皮膚科では

ステロイドは安全な薬」

ウワサされているようなリバウンドなどはない」

と言われているんです。

では、リバウンドというのはデマなのか?

それは恐らく違うはずです。

皮膚科のお医者さんが言いたいのは、

きちんと治るまで塗り続ければOK」だとか、

良くなって来たら薬を変える(炎症の段階に合った薬を使う)」

という正しい使い方をすれば起きない、

ということでしょう。

だからこそやめ方が大事ということですね。

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ステロイドの正しいやめ方は?

では、どうやってステロイドをやめれば

リバウンドが起きないのか?

それに対する答えは・・・

「処方された医師の指示どおり」が一番正しいでしょう。

何と言ったって、皮膚科の医師たちは

正しく使えばリバウンドは起きない」

と言っているのです。

その指示に背き、勝手なタイミングでやめることは、

リバウンドを起こすリスクになってしまいます。

より正しい使い方をするためには、

良くなってきたタイミングで

もう一度受診しに行きましょう。

「症状が良くなってきたんですが、今の薬を使い続けて良いですか?」

と質問すれば、中止の許可が出たり、

もしくはもっと弱い薬を出してくれたりするはずです。

ステロイド薬には、強さのランク分けがあり、

強いものを無意味に使い続けていると

依存の原因になってしまいます。

ロコイドなどはかなり弱い方になりますが、

それでもステロイド剤ですから、

医師の指示はきちんと守って使用しましょう。

まとめ

以上、ステロイド薬についてのまとめでした。

大事なのは、医師の指示を仰ぐこと、

できれば治りかけや薬がなくなるときに

もう一度受診すること。

人によって治るスピードも違いますから、

処方した段階でいつまで塗ればいいかなんて

お医者さんでもわかりませんものね^^;

もう一度受診することで正しい判断をもらえるので、

皮膚科は上手く活用しましょう!

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