寝ている間に起こる「歯ぎしり」
パパがいびきを掻きながら歯ぎしり、なんて光景はよく見られますが、実は子供も歯ぎしりをするんです。
すやすやと寝ていたかと思ったら、ギィーギィー、ゴリゴリ、というあの音が。
振り向けば5歳の息子が歯を食いしばって寝てる!
こんな光景を見たら、ママはびっくりしちゃいますよね。
・安眠できていないのかも・・・
・歯が擦り減ったらどうしよう・・・
・ストレスでも抱えているのかな?
なんて不安になっちゃいます。
そこで今日は、子供の歯ぎしりについて書いてみました。
実は5歳ぐらいのお子さんの歯ぎしりで悩んでいるママは結構多いんです。
原因や治し方についてもしっかり書いていきます。
子供を安心して寝かせてあげるためにも、ぜひ読んでみてください。
目次
子供が歯ぎしりをする原因は?
オトナじゃないのに歯ぎしりをするのは、子供なりに理由があるんです。
5歳ぐらいといえば、ちょうど歯が抜け変わる時期。
すくすく育って顎も成長してきます。
でも、抜け替わる途中の歯は、まだ顎についていけず、すきっ歯になります。
また、
・一部の歯がグラグラしていたり
・抜けていたり
歯のかみ合わせが悪い状態でもあります。
すると、その隙間を調整しようとして、顎が動くんですね。
これが子供の歯ぎしりの原因だと言われています。
一説には「下あごの力を鍛えるため」とも言われているそう。
しかしオトナと同じで、ストレスが原因になっていることもあるのも確か。
軽度の「ギリギリ、ゴリゴリ」は心配ないです。
でも、思いっきり歯をくいしばっているようなら・・・
ストレスといっても、イライラというよりは緊張やプレッシャーの方が影響しやすいです。
・引っ越しをした
・兄弟ができた
などで環境が変わった場合は、それが原因かもしれません。
ここ最近の生活環境を思い出してみると、原因が分かるかもしれませんね。
子供の歯ぎしりは放っておいていいの?対策は?
5歳ぐらいの子供が歯ぎしりをするのは珍しいことではありません。
でも程度や期間によっては悪影響が生じることも。
歯が擦り減ってしまったり、顎関節症になってしまうケースがあります。
子供が頭痛を訴えていたら、危険なサインです。
それでは、悪影響が出てしまっている場合の5つ対策を書きますので、参考にしてください。
・睡眠時のストレスを緩和する
・歯を食いしばる癖をなくす
・酸性の飲み物を控える
・歯の矯正を行う
・マウスピースを作成する
睡眠時のストレスを緩和する
なるべく安眠するのが一番。
そのためには、睡眠リズムを一定にさせるように気をつけましょう。
同じ時間に布団に入る癖をつけるだけでも、寝入りのストレスが減り、質の良い睡眠をとれるよういなります。
歯を食いしばる癖をなくす
今この記事を読んでいるあなたは、口を閉じていても、上下の歯がくっついていない状態だと思います。
基本的に、人は座っているときや寝ているとき、歯がくっついていないものです。
ですが、歯をくいしばる癖がついてしまっている人は、この上下の歯が触れ合っている時間が多いです。
もし、ふと声をかけたタイミングで歯が触れ合っているという場合は、普段の力を抜かせることが大切です。
酸性の飲み物を控える
炭酸飲料は、飲みすぎると歯に悪影響を及ぼすと言われています。
かんきつ類も頻繁に与えすぎると、口内が酸性になりやすいので、しっかり歯磨きをさせましょう。
まれに胃酸逆流や嘔吐などで歯がもろくなってしまうケースもあります。
歯の矯正を行う
これはオトナと同じ対策ですね。
歯のかみ合わせによって起きている問題なので、歯の並び自体を直してしまう方法です。
ただし、とてもお金がかかりますし、何より乳歯に対して矯正をしても意味がありません。
そのため、子供には次の方法をオススメします。
マウスピースを作成する
歯を覆う「マウスピース」なら、乳歯の時からつけることができます。
本人の歯型にあわせて作るので、効果もてきめん。
保険適用内であれば5000円前後と、矯正に比べれば手の届く価格帯なのも助かります。
ただ、長く使う場合は成長に応じてこまめに作り直さなければなりません。
また、口の中に異物をいれることで余計にストレスを感じてしまう子供もいます。
「歯がバリアをしてるんだよ」
「歯のお洋服なんだよ」
などと、子供にも理解しやすい表現で不安を取り除いてあげましょう。
まとめ
いかがでしたか?
歯ぎしりをするのは、いけないことではありません。
でも、それによって歯や体調に悪影響がある場合は治療した方がよいですね。
特に、歯が欠けた、穴が開いた、口内を傷つけてしまっている場合は歯医者さんへ行きましょう。
また、今のところは何ともなくとも、どうしてもママやパパが気になってしまうという場合も、一度相談に行ってみましょう。
ママやパパにとっても、音が気になったり、原因がわからなかったりすると、ストレスになっちゃうもの。
専門家に見てもらえば、原因や影響も詳しくわかりますから、みんなで安心して眠れるようになりますよ。
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