子供が離乳食を終え、ごはんを食べられるようになると、心配になるのが「アレルギー」
日ごろの生活から切り離せない乳製品は、特に心配です。
・牛乳を飲ませると湿疹が出てしまう
・粉ミルクやヨーグルトでもだめだった
こんなとき、
「乳製品アレルギーなのかな・・・」
って疑いますよね。
でも、湿疹が出るだけで本当にアレルギーなんでしょうか?
乳製品アレルギーの子は食パンもだめって聞くけど、うちの子はパンは大丈夫、なんてこともあります。
そこで今日は、乳製品で口の周りが赤くなる子はアレルギーなのか?
について書いていきます。
ママも子供も安心して食事ができるよう、ぜひ役立ててみてください!
目次
乳製品で口の周りが赤くなるのは、アレルギーなの?
もし、症状が口の周りだけなら、それはアレルギーではない可能性があります。
赤ちゃんって、食べるときに口の周りをベタベタにしますよね^^;
小さいころの肌は敏感なので、お肌が弱い子だと、それだけで皮膚炎を起こすことがあるんです。
オトナだって、ヨーグルトが肌に付いていたら痒くなるし、人によってはかぶれることも。
ただのかぶれであれば、食べ方を改善したり、拭いた後に保湿や薬を塗ることで良くなります。
口の周りだけでなく、顔全体、首、肘・膝のウラなどに湿疹が出たり赤くなったりしたら、アレルギーの可能性が高くなります。
ただし、赤ちゃんは汚れた手であちこちを触るので、どこもかしこもかぶれてただけだった!
なんてこともありますが・・・。
もしアレルギーであれば、かぶれとは違って体内からの反応になるので、以下のような症状が出ることがあります。
・喉の腫れ
・体中の湿疹
・呼吸困難、咳、ぜんそく
・嘔吐
・腹痛、下痢
このあたりが起きたら、かなりアレルギーの可能性が出てきますね・・・。
でも、アレルギーといってもいろいろあります。
そこで、↓を見てみてください。
食パンは大丈夫だから、アレルギーじゃない?
牛乳やヨーグルトだと症状が出るけど、食パンは大丈夫。
そんなお子さんもいます。
食パンって、よく
「卵アレルギーと乳製品アレルギーの子はだめ」
って言いますよね。
じゃあ、食パンが食べられるうちの子は、アレルギーじゃないのかな?
なんて思っちゃいますが・・・
乳製品アレルギーといっても人それぞれで、パンが大丈夫な子もいるんです。
材料に牛乳が入っていても、量や加工過程(発酵など)で平気になることがあるんですね。
パンが大丈夫な子は、お菓子でも大丈夫なことが多いです。
「加熱したものなら大丈夫」というタイプですね。
となると、
「結局、うちの子には何を食べさせていいの?」
というのが気になるところです。
それには、プロであるお医者さんに相談するため、検査を受けるのが一番良いです。
アレルギーの検査をすれば、安心して対策ができる
「アレルギー検査ができる」
というのは聞いたことがあるかもしれません。
実はこの検査では、アレルギーかどうかだけではなく、そのレベルまで診断してくれるんです。
血液検査では、0~6の7段階で判定が出ます。
0はアレルギー反応が出なかった子。
1は疑陽性、2以上は陽性とされます。
この「レベル1」の擬陽性の子って、実は結構多いんです!
疑陽性はアレルギー確定ではない判定なので、加熱なら平気なことが多いんですね。
このように、レベルによって的確なアドバイスがもらえるので、ぜひ検査を受けることをおすすめします!
乳製品アレルギーは重度になると、アナフィラキシーによる命の危険もあります。
ですから、受けておいて損はないですよ。
ただし、血液検査の数値で平気でも、実際の反応が出ることもあります。
アレルギーって体の免疫反応なので、どうしても症状が人によって違ってしまうんですね。
検査を受けても不安な場合は?
検査の結果が陰性・疑陽性でも不安な場合は、少しずつ試してみるのがオススメです。
まずは加工されたもの(お菓子、パン)
↓
次に、発酵しているもの(ヨーグルト)
↓
それでも大丈夫なら、牛乳を加熱しているもの(シチュー)
という順に様子を見ながら与えてみましょう。
軽い場合は、どこかの段階から平気なことが多いです。
「○○は大丈夫だったけど、××はだめだった」
という情報は、お医者さんに相談する上でも有用です。
ですから、お子さんを注意深く観察して、結果は書き留めておいてください。
まとめ
以上、子供と乳製品アレルギーについてでした。
あなたのお子さんの症状に、役立てそうな情報があったら何よりです。
もし検査をしてアレルギー陽性でも、気を落とさないでくださいね!
子供のアレルギーは、
「2・3歳ごろから自然に消える」
ケースがとても多いんです。
私の友達も小さいころは重度の卵アレルギーでした。
大好きな鶏肉が食べられなくて泣いていたんですが、幼稚園ではすっかり良くなりましたよ。
アレルギーっ子のママはなかなか苦労することも多いですが、敏感な年ごろを過ぎれば良くなるはず。
お医者さんに相談できると大分楽になりますよ!
「どうしたらいいんだろう?」
そんなふうに思ったら、症状や用意する食事についてなど、ぜひ頼って聞いてみてくださいね。
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