夜につわりで眠れない!ぐっすり眠れるようになる簡単な裏ワザ

妊娠中の悩み

「妊娠したらつわりが来る」とはわかっていたものの、こんなにつらいなんて・・・と思うことありますよね。

特に夜になると苦しくて、眠れない毎日を過ごしていませんか?

日中吐き気との戦いで体力を使っているのに、眠れないと体も回復しないし、精神状態も悪化します。

あまりのしんどさに、赤ちゃんと会える幸せも想像できなくて・・・

もしあなたが今そんな思いをしているなら、どうかこの先を読みすすめてみてください。

このページには、重いつわりを少しでも楽にして、夜眠れるようにするための対策を書いています。

あなたができそうなことから、一つ一つ試してみてもらえればと思います。

ぐっすり眠れれば、吐き気があっても気持ちは落ち着いてきます。

赤ちゃんと会える日を楽しみにする余裕も持てるようになりますよ!

目次

夜につわりが悪化するのはどうして?

つわりは、これだけ医学の進んだ現代でも、どうして起こるのかははっきり解明されていません。

  • 妊娠すると特定のホルモンが急激に分泌される
  • 赤ちゃんを異物と見なして反応している
  • 自律神経のバランスが崩れる

これらが原因と考えられていますが、つわりのない人や程度の差があることを考えると、その人の持つ体質なども複雑に絡みあっていると言えます。

また、つわりは夜に悪化する妊婦さんがとても多いです。

これには以下の2つの理由が考えられます。

子宮が夜に活動するから

子宮は夕方から夜にかけて起きているので、つわりがひどくなると言います。

なるべく体に負担をかけないよう、この時間帯は横になったりして休息を取るのが良いのです。

朝から昼にかけての方が気分が楽なら、この時間帯に家事や買い物を済ませて、夕方からはしっかり休んでください。

昼間は忙しく気が紛れているから

日中は仕事をしていたり、上のお子さんの送り迎えなどのお世話があったりと忙しく、気が張っているので、それほどつわりが気にならないと言うこともあります。

夕方になり気持ちがリラックスしてくると、吐き気に敏感に気づきやすくなる、ということですね。

 

 

つわりで眠れないと赤ちゃんにどんな影響が?

つわりで眠れなくなると、自分の体調も気になりますが、赤ちゃんへの影響も気になりますよね。

でも、「赤ちゃんの睡眠はママが寝ているとき」とは限らないので、眠れないこと自体は心配はありません。

けれど眠れない夜が続いて精神的に参ってしまったり、疲労がたまると赤ちゃんへの栄養も行きづらくなるので、たとえ眠らなくても横になって休むことが大切です。

ママが一番楽と感じる体勢で構わないですが、もし可能なら、

仰向けになり、手と足を広げて大の字になり目を閉じる

これだけでも、体は休まりますので、試してみてください。

つわりを少しでも軽くするための対策

どうしてもつわりがひどく眠れないときは、以下のことを試してみてくださいね。

夜つわりが来て眠れないときの対策(食べつわりの場合)

空腹になるとつわりがやってくる「食べつわり」の場合、やはり空腹状態を防ぐことが一番の解決策になります。

体重の増加を気にしすぎて夜中に食べたらいけないと思い込まず、自分の体を落ち着かせるために食べ物をつまみましょう。

枕元に、簡単に食べられるお菓子を置いておくのが手軽です。

急につわりが来ても、すぐに口に含めるようなものがいいですね。

といっても夜にあまり重いものは良くないので、ゼリーなどのつるんとしたものがおすすめです。

そのとき、ゼロカロリーのゼリーにすれば、体重のことを気にしなくて済みます。

こんにゃくゼリーにすると、おなかの中で膨らんでくれるので、いつもより「食べた感」を満喫することができますよ。

ただ、あまり続けていると飽きがきてしまいます。

そんな時にオススメは、一口タイプのゼリーを冷蔵庫に入れて凍らせること。

シャーベットのように食べられて、気分もさっぱりしますよ。

どうしても夜中に食べ物を食べることに抵抗がある場合、水分を多めに摂ることでも空腹を紛らわすことができます。

砂糖が入っていない炭酸水は、お腹も膨らみますしカロリーの心配もありません。

無理をして吐き続けると、脱水症状・電解質異常状態に陥る恐れがあって危険です。

自分に厳しくなりすぎず、体の求めることを聞いてあげることも、大切です。

食べつわりではないが夜になっても寝付けない場合

いつ来るかわからないつわりのせいで、心も体も緊張・疲弊状態にあると、眠りたいはずなのに眠れないことがあります。

「気を紛らわそうとしても、本を見てもテレビを見ても、気持ち悪くなってしまってダメ」

「結局、不安を抱えながら布団に横になっているしかない」

こんな時は、以下の3つをチェックしてみてください。

  • 寝る直前にテレビ、スマホ、PCを見ない
  • 寝る体勢を変えてみる
  • 不安になる夜も、思いつめない

一つ一つ見ていきます。

 

寝る直前にテレビ、スマホ、PCを見ない

テレビやスマホやPCは気が紛れるし、時間も忘れられるし、唯一のストレス解消って方もいると思います。

でも同時に、あのチカチカした画面を見ているとつわりが・・・って経験をした方も多いんじゃないでしょうか。

テレビ・スマホ・PCの液晶の光は、自然界には存在しないほど強い光です。

刺激が強すぎて気持ちが悪くなる原因になりますし、脳を興奮状態にするので寝つきを悪くする原因にも。

寝る前の数時間は、なるべく液晶画面を見ないようにしましょう。

苦痛の時間を忘れたい!という時には「パズル」がおすすめです。

ピースの多いものだと、集中しすぎて時間もつわりも忘れていた、なんて没頭できる妊婦さんもいるんですよ。

寝る体勢を変えてみる

横になったときの体の向きで、気持ち悪くなるかそうでないかが変わることがあります。

いつも通りの寝相でツライ場合は、妊婦さんにとって一番楽な姿勢と言われている「シムスの体位」を試してみてはいかがでしょうか。

実際には、おなかが急激に大きくなり始める、妊娠中期に特に有効なポーズなんですが、まだ妊娠初期だっておなかを大事にして損はありません。

「シムスの体位」は、横になって片方の足だけを上げるポーズ。

このとき、クッションや抱き枕があると体勢の補佐になってくれます。

出典元:https://192abc.com/25056

抱き枕には、ホッと精神的な安らぎをもたらせる効果もありますので、ぜひ導入してみてください。

不安になる夜も、思いつめない

個人的には、これが一番大事なことだと思います。

まだまだ妊娠初期で、これから変わっていく自分の体のこと、自分の周りのこと、不安がいっぱいで押しつぶされそうになることもあるでしょう。

つわりが苦しすぎて、希望が見えないと思う時もあるかもしれません。

でも、つわりには必ず終わりが来ます。

一生続くものでは決してありません。

いまこの時の苦痛と疲労は、本当に耐えられるものではありませんが、周りの家族や友達、先輩ママを頼ってください。

もしいろいろ思いつめて孤独感があるときには、ネットで体験談を探すだけでも心が楽になりますよ。

同じように苦しんでいるママさんはたくさんいます。

つわりにも程度の差があって、あなたより楽な人も、もしかしたらあなたより酷い人もいるかもしれない。

けど、誰かと比べられるものではないとわかっているからこそ、ママさんはみんな気持ちをわかりあって、励ましあっています(*゚▽゚*)

 

 

試して!つわりを軽くするツボ

どうしても眠れないときは、つわりを軽くできるツボをぜひ押してみてください。

覚えればすぐにできますよ。

内関(ないかん)

手首の付け根に、指を横にして3本並べ、そのすぐ下にあるのが内関です。

両手とも押してください。

吐き気や胃のムカムカ、心のイライラに効果的です。

裏内庭(うらないてい)

吐き気があるときは、裏内庭を押すと痛みがあると思います。

強めに押してみてくださいね。

中院(ちゅういん)

食べづわりの気持ち悪さにも良いツボです。

おへそとみぞおちの真ん中に位置していますが、胃がある部分なので優しく押してあげてください。

足三里(あしさんり)

膝の斜め下、外側にあるツボです。

つわりの吐き気に良いツボです。

くぼんでいる部分なので、少しづつ押していくとわかりやすいですよ。

 

つわりは病院で治療できる?

ずっと眠れない、吐き気がひどく食べれない状態が続いているときは、お腹の赤ちゃんへの影響を考えて、早めに主治医に相談してみましょう。

ただ、日本では吐き止め薬を処方されることはまずありません。

それは、つわりのひどい時期とお腹の赤ちゃんにとって大切な時期が重ねるため、どんな薬でも控える傾向があるからです。

病院での治療は、点滴が中心です。

妊娠中はどうしても赤ちゃんへ水分が行ってしまい、ママの体は脱水しています。

脱水状態だとつわりがひどくなるので、点滴治療でつわりが和らぐ妊婦さんが多いのですね。

けれど点滴は短くても2時間、長ければもっと時間がかかる病院もあります。

上にお子さんがいるママは、時間の拘束が長くなかなか難しい治療ですね。

漢方や鍼灸など東洋医学も試してみる

妊婦さんの元々の体質やつわりの種類などを考慮して治療するのが、漢方薬や鍼灸などの東洋医学です。

料金はどちらも高めですが、オーダーメイドですから「この時期だけ」と割り切って利用してみるのも手ですね。

つわりにオススメの漢方薬

「小半夏加茯苓湯」(しょうはんげかぶくりょうとう)

つわり治療に最も多く用いられるものです。吐き気が強い人は、まずこれを出されます。

「半夏瀉心湯」(はんげこうぼくとう)

つわりの症状の他に不眠にも効きます。

五苓散(ごれいさん)

嘔吐の他、むくみがある時に用いられます。

 

漢方薬は漢方薬局に行けば、1日分~処方してくれます。

心配な時はまず1日分で試してみるといいですね。

「漢方薬に興味があるけど近くにない」「値段が心配」そんなときは、吐き止め効果が期待できる生姜だけでも食事取り入れてみてくださいね。

生ではなく必ず加熱するか、乾燥したものを摂ってください。

つわり専門の鍼灸治療もある

鍼灸とは「ハリ治療」のことで、体にあるツボをハリで刺激することで、体の調子を整えるというものです。

つわりで悩む妊婦さんを専門に治療をしてくれるところもありますよ。

まとめ

以上、つわりで眠れない夜を過ごしている妊婦さんへ、様々な対策をご紹介しました。

いずれも、同じように苦しんできた新米ママさんたちが経験してきたことから積み重ねてきた知恵ばかりです。

少しでもお役に立てる情報があれば嬉しいです。

「みんな我慢しているんだから」とこらえるだけじゃなく、どうしても辛い時は主治医や東洋医学も頼ってください。

限度の過ぎた我慢は、生まれてくる赤ちゃんにも負担をかける可能性がありますから。

あなたが今この時の苦しさから解放され、健やかで可愛い赤ちゃんと会える日が来るのを願っています。

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