生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ抵抗力も免疫もない状態。
さまざまな病気にかかりやすくなっています。
そのために打つのが「予防接種」
国が強く推奨している「定期接種」と、多くの場合に費用が自己負担となる「任意接種」がありますが……
いざ赤ちゃんが生後2ヶ月を迎え、ワクチンデビューできる月齢となると、接種スケジュールに悩んでしまいます。
・いつ、どの接種を受けさせよう。
・同時接種って本当にしていいものなの?
・組み合わせは大丈夫?
いろいろ悩みは尽きませんよね。
そこで、2ヶ月になった赤ちゃんに同時接種は本当に大丈夫か?
また、予防接種スケジュールの組み方についてもまとめてみました。
目次
同時接種した方が早く免疫を作れる
それぞれのワクチンを個別に打つ「単独接種」と、一度の通院で複数のワクチンを打つ「同時接種」
これは、そもそもどのように違うのでしょうか?
結論から言うと、ワクチンの効果自体は違いはありません。
同時に打っても、効果が弱まったり、強まったりするものではないのです。
また、ワクチンの副作用についても同じ。
同時接種で副作用が増すことはありません。
ですから、2ヶ月の赤ちゃんの同時接種は本当に大丈夫なのか?
その答えはイエスです(^O^)
では何が違うのか?
それは、「接種スケジュール」に関係してきます。
単独でワクチンを接種すると、次に接種できるまで時間を置かなければならないため、1歳になるまでに獲得できる免疫が少なくなってしまいます。
その間に病気にかかってしまったら……考えるだけでも怖いですよね。
けれど、複数のワクチンを同時に接種すれば、同じ月齢でも多くの免疫を獲得することができます。
ワクチンはどの組み合わせで接種しても大丈夫
定期接種と任意接種のワクチンを同時に接種しても大丈夫です。
また、生ワクチンと不活化ワクチンを同時に受けても大丈夫。
実は、接種できる月齢さえ守られていれば、組み合わせには制限はないのです。
また、同時接種できるワクチンの上限数もありません。
ただ、月齢で細かく決められたワクチンを漏らさず接種するのは結構大変。
そういう時は、最初から複数のワクチンが混ぜられている「混合」のワクチンを活用しましょう。
「三種混合」や「四種混合」などのワクチンが有名なのは、こういったメリットがあるからだったんですね。
その他にもたくさん、同時接種のメリット
同時接種のメリットは、赤ちゃんの免疫をたくさん獲得できるだけではありません。
何度も病院に行くのはママやパパも疲れるもの。
お仕事の都合でなかなか時間が作れない場合も、同時接種ならまとめられるので便利です。
病院の待合室では、風邪やインフルエンザの感染リスクもありますし、通院の回数は減らしたいですよね。
それに、接種する度に泣いちゃう赤ちゃんを見るのは心苦しいものです……。
そういった面でも、できるだけまとめてあげたいところですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
同時接種は危険なものではなく、赤ちゃんの健康を守るために、たくさんのメリットがあるんですね。
数ヶ月単位でスケジュールを立てるのは大変ですが、少しでもタイミングを逃すことで、病気にかかるリスクが上がってしまいます。
予防接種は、早いうちから計画的に受けるようにしましょう!
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