授乳中、肩こりや腰の痛みはどうしてもついて回るもの。
胸が張って肩はこるし、赤ちゃんを抱っこし続けていると腰にもくるし……。
体の痛みに効くといえば、「モーラステープ」がありますね。
これを張れば痛みは和らぐけど、でもちょっと不安も。
- 授乳中に湿布は使っていいの?
- もうモーラステープを貼っちゃった!母乳に影響はある?
あなたもこんな事を思っていませんか?
このページでは、
・授乳中のママがモーラステープを使った時の影響
・使ってしまったときの対処法
・知っておきたい怖い副作用
・肩こりや腰痛を自力で軽くする方法
などをご紹介します。
モーラステープを貼りたいけど心配なママ、すでに貼っちゃって心配なママは、参考にしてくださいね!
目次
モーラステープを授乳中に使うと考えられる影響
モーラステープは、消炎鎮痛薬で、いわゆる「湿布」の一種です。
経皮吸収型とも言われ、皮膚から成分を吸収して痛いところに働きかけてくれます。
この特性を知ると、授乳中のママさんは不安になるんじゃないでしょうか。
- 皮膚から吸収って血液にも影響あるってこと?
- だとしたら、母乳も危ないんじゃない?
- シップの成分が回り回って母乳にまで来ちゃったら、赤ちゃんの体に悪いかも?
こんなことを考えてしまいますよね。
ずばり言ってしまうと「血液に全く影響がないわけじゃない」が答えになります。
基本的には、影響は貼った患部のみに留まるのですが、微量ながら皮膚から体に吸収されます。
では、やはり授乳中は使ってはいけないのか?
それについて詳しく見ていきましょう。
授乳中のモーラステープは「非推奨」になっている
初めに結論を書きます!
授乳中に使って良いかどうかは、モーラステープの添付説明書にこう記載があります!
産婦、授乳婦等に対する安全性は確立していないので、これらの患者に対しては、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること
……とあります。
要約すると、つまり
「どうしても我慢できないときは使っていいです。でも、無影響とは言い切れないので、できれば避けましょう。」
っていう感じですね。
実際、病院で処方してもらおうと相談に行ったママで「痛みを訴えたら処方してもらえた」という人もいます。
でもそれとは逆に、「影響が無視できないので処方できないと言われた」という人もいます。
これは、症状の重さやお医者さんの判断・考え方などに違いがあるためです。
ちなみに、妊娠中のモーラステープの使用は、赤ちゃんの動脈管収縮、羊水過少症などの副作用も報告されているため、特に妊娠後期は「禁忌」とされています。
ただ貼るだけでもママの体、そしてママの体を通して赤ちゃんへも影響があるわけですね。
このことからも、ちょっと痛いくらいなら、モーラステープは避けた方が無難でしょう。
どうしても耐えられない痛みがあるときは、自分で判断するのではなく、きちんとお医者さんに相談にして使ったほうがいいですね。
「家にあったので使おう」と説明書も読まずに使うのは、やめておいてくださいね。
授乳への影響より深刻?モーラステープの怖い副作用
モーラステープの使用に関する注意事項には、「貼った場所を日光に当ててはいけない」というものがあります。
こう書いてあると、貼っている時に太陽に当たらなければ大丈夫、と思ってしまいがちですが、実はそうではありません。
モーラステープの成分は皮膚から吸収されますが、そのまま4週間くらいは皮膚内部に残っています。
中には半年は成分が皮膚から抜けない、と言っている人もいます。
そして、この間に無防備に紫外線にあたってしまうと、光線過敏症という副作用を起こすことがあります。
光線過敏症は、紫外線を浴びたところに、強いかゆみや赤み、発疹、痛みなどを引き起こすものです。
実際にモーラステープを貼って、光線過敏症になるとこんな状態になります。
かゆみも痛みも半端じゃないです|゚Д゚)))
【ちょいグロ】
モーラステープはよく効くけど、使い方誤るとこうなるよ。
処方されてない人は絶対安易に使わない方がいい。
光線過敏症辛すぎる。
治るのかこれ。 pic.twitter.com/ahJFqSbHyQ— こーひーぬがー (@e_nugaa___) 2016年9月7日
モーラステープ愛用者&大量の在庫あり 初めて知った4週間!?|予想はできないが予防はできる外用剤の光線過敏症: 薬歴公開 byひのくにノ薬局薬剤師。
Found at http://t.co/eHNp8Nvbl3 pic.twitter.com/KtFcLSn9Cc
— ?????????? (@NephilaSpider) 2014年8月29日
光線過敏症は一度なると本当に治るまで大変と言っている人が多いですが、完治までに1年かかる人もいるようなので、気軽に使うのは避けたほうがいいですね。
光一さんのソロコンのあとモーラステープ貼って寝て、次の日沖縄の海でヒャッハーヽ(´∀`)ノした数日後、足がゾウみたいに腫れ上がって悲惨なかぶれ引き起こして、完治するのに1年かかった私の話する? 光線過敏症はほんと地獄やで…みんな気をつけて…
— あ み (´∀`)ρ.。o〇 (@kkmikk) 2015年5月2日
特に授乳中のママは、寝不足や疲労が蓄積されて、免疫力も下がっていることが多いので、前は大丈夫だったから今回も大丈夫とは思わないほうが賢明です。
赤ちゃんのお世話をしながら光線過敏症の治療を受けるのは、かなり大変ですからね。
すでに貼ってしまったママは、なるべく早く剥がして、できる限り紫外線が当たらないように洋服や日焼け止めでブロックしてくださいね。
モーラステープに頼らずに腰痛や肩こりを治すオススメの方法
赤ちゃんのお世話は、授乳や抱っこ、沐浴などとにかく体を酷使するので、普段よりもより腰痛や肩こりを起こしやすくなります。
また、授乳中はコリの原因になる
- 長時間同じ姿勢
- 運動不足
- 冷え症
- ストレス
- 不眠
なども加わり痛みが和らぐ時が無いのが現状です。
ただでさえ育児は大変なのに、そこに痛みがあるとママは本当に辛くなってしまいますよね。
腰痛や肩こりの改善は、一般的に「温めること」「血液の流れをよくすること」これらが有効です。
コリの原因となる老廃物は血液が運んで排出してくれるからです。
ですから、
- お風呂にゆっくり浸かる
- ストレッチで体をほぐす
- 適度に運動をする
- 赤ちゃんのお世話を誰かに任せて休む
- マッサージを受ける
こんなことが必要になります。
けれど授乳中の忙しいママが、これらをできるかというとなかなか難しいですよね。
トイレだってなかなか行けなかったりしますから。
しかも継続しないと意味がありません。
そこでオススメなのが、寝るだけで肩こりや腰痛が楽になるマットレスです。
実はマットレスが体に合っていないために、寝ている間の姿勢に無理があったり、体重分散がうまくいかず、疲れがいつまでたっても取れないという事はよくあります。
あなたのつらい痛みの原因が、実は寝具にあるかもしれないのです。
それにただ眠るだけなら、普段の布団を変えるだけなので、授乳中のママでもできますよね。
寝ている間に正しく楽な姿勢を取れるマットレスはいろいろありますが、私は雲のやすらぎというものがおすすめです。
理由は、
- 高機能のマットレスにしてはお値段が良心的
- 100日間の返金保証が付いているので万が一合わなくても安心
- 体を適度に温める機能がある
この3つがあるからです。
朝の目覚めが断然変わりますし、肩こりや腰痛が軽くなり、モーラステープなどの湿布や通院も必要なくなります。
何より眠るだけなので、忙しいママも続けられますよ。
モーラステープを貼っても、マッサージをしても寝具で台無しになっていたら勿体ないです。
特に痛みが強いママは検討してみてくださいね。
まとめ
授乳中にモーラステープを使った時の影響や怖い副作用、自分で肩こりや腰痛を軽くする方法について書いていきましたが、いかがでしたでしょうか?
モーラステープに関しては「安全性は確立していない」と、何とも煮え切らない結果ですが、湿布とはいえお薬ですから、仕方ないですね。
でも、逆に「もう貼ってしまった!」というママも、あまり慌てなくて良さそうです。
何しろ、病院で処方されているママもいることですしね。
ただ、できればちょっとの間ミルクに切り替えると、より安心かもしれません。
けれど、皮膚への副作用は怖いので貼ってしまったときはその後に注意してください。
赤ちゃんの健康も大事だけれど、ママの体だって大事。
どうしても痛みに耐えられないときは、忙しいママでもトライできる「寝るだけで体が楽になるマットレス」も検討してみてくださいね。
どうしてもモーラステープを貼りたいママは、ぜひ医師に相談して処方してもらってください。
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