近年、オゾン層が破壊されつつあることで、地球に届く紫外線量が増えています。
これと相まって、紫外線が主体の太陽光アレルギーを起こす人が増えています。
太陽光アレルギーの要因には大きく2種類あります。
①内的要因で、花粉症と同じく、体内のアレルギー許容度がオーバーした時突然発症するもの。
②外的要因で、日焼け止め剤が肌に合わなかったり、化粧品が紫外線と反応してしまうことで発症するもの。
また、湿布薬を貼ったまま日光に当たると、湿布薬剤が紫外線と反応して赤く腫れあがったりします。
目次
太陽光アレルギー(紫外線アレルギー)が増えている要因
太陽光アレルギーが増えているのは、
・温暖化で大気中の二酸化炭素・メタンなどが増加
・廃棄冷蔵庫やエアコン内のフロンガス
これからがオゾン層を破壊して、太陽光の影響を受けやすくなってしまったからです。
そうは言っても、外へ出れば、昼間は太陽光が降り注いでいます。
外に全く出ない、というわけにもいかないですよね。
詳しい発症原因と対処法、お肌の耐アレルギー性の検査法を書いていきますので、今後の治療の参考にしていただけましたらと思います。
太陽光アレルギー(紫外線アレルギー)とはどんな症状?
紫外線量が多い時期は、真夏の7~8月と思われがちですが、実は夏至を挟んで前後1か月の5~7月です。
「梅雨の季節に?」
と思われがちですが、薄日が差している中でも太陽光は無視できません。
というのも、このような天候でも地上には、晴天の日の85%の紫外線が降り注いで
いるのです!
また雲によって紫外線が散乱し、場所によっては多くなることもあります。
症状は、太陽光を浴びたところに、
肌の炎症(かぶれ・ひりひりする)
悪化すると、湿疹・腫れ・水ぶくれ
ができます。
特に、女性にとっては恐ろしいアレルギーといえるでしょう。
それ以外、目の腫れと充血・頭痛・発熱・吐き気などを発症するこることもあります。
太陽光アレルギー(紫外線アレルギー)への対処法は?
基本は太陽光(紫外線)を浴びないようにすることです。
太陽がぎらぎら照り付ける日中の外出が避け、なるべく屋内で過ごします。
それが難しいなら紫外線カット率の高い長袖シャツ・サングラス・帽子・日傘は必需品です。
近年太陽光アレルギー防止に、男性も日傘を愛用するようになってきました。
また室内にも紫外線カット率の高いカーテン・窓へのフィルム貼りも有効です。
さらに完璧を期すため日焼け止めクリーム・スプレーを活用します。
前述のように日焼け止めクリーム・化粧品の中の化学物質が紫外線と反応して逆効果になることもあります。
ですから、日焼け止めクリームなどは、化学物質の紫外線吸収剤が入っていない商品を選んだほうが良いです。
また、『ファムズベビー』と言う保湿ムースは、皮膚の表面ではなく、皮膚内部に肌バリアを形成してくれます。
8時間はバリアが持ちますので、日中に使うと、皮膚内部に紫外線が入りにくくなります。
皮膚表面が水分を含み潤っているだけで、紫外線は通りにくくなると言われています。
洗っても取れませんので、日焼け止めクリームの前に塗ると、症状が軽減されると思いますよ。
耐太陽光アレルギー性検査方法
検査法は「光過敏症テスト」という検査法です。
この方法は大学病院、専門医の皮膚科で受診できます。
検査方法は紫外線の、
・UVA光線(長時間浴びると健康被害が起こります)
・UVB光線(皮膚や目に有害、日焼け・皮膚がんの原因)
をお腹や背中に照射します。
検査結果が異常だと血液検査・パッチテストを行って最終的にアレルギー体質かを判定します。
まとめ
太陽光(紫外線)アレルギーは、内的要因と日焼け止めの化粧品・クリームによって起こされる外的要因とがあります。
症状と対処法、さらには太陽光アレルギーの検査法まで調べました。
ぜひ、対処法を使って、外でも快適に過ごせるようにしてみてください。
また、アレルギーの原因である紫外線を通さないように、肌バリアも意識してみてくださいね。
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