あなたの赤ちゃんの頭皮に、黄色いぶにぶにしたかさぶたみたいなものができていませんか?
・もしかして、アトピー?
・泣きやまないのは、頭のかさぶたがかゆいから?
・小児科で診てもらった方がいいのかな?
などと、心配になってしまいますよね。
でも、安心してください、ほとんどの赤ちゃんにこのかさぶたはできるのです。
今回は、赤ちゃんの頭皮にできるかさぶたの原因と、対処法について見ていきましょう。
目次
赤ちゃんの頭皮にできるかさぶた、その驚きの原因とは?
赤ちゃんの頭皮にできるかさぶた、
実は乳児脂漏性湿疹(にゅうじしろうせいしっしん)
という名前がついています。
皮脂が原因となって起こる湿疹で、頭を中心に首から上に起きます。
一見かゆそうですが、赤ちゃんにとってかゆみはありません。
生後1歳くらいまでの赤ちゃんに起きる、一過性のものです。
赤ちゃんの肌って、意外とテカテカしていますよね。
赤ちゃんは、お母さんからもらった女性ホルモンの影響で、生後3ヶ月くらいまで皮脂の分泌量が多くなっています。
それに加えて、皮脂が分泌される毛穴が大人ほど発達していないため、毛穴がつまりやすく、湿疹になってしまうのです。
皮脂の分泌が原因とはいえ、皮脂の分泌量を抑えることはできませんよね。
だから、対処法としては、皮脂をいかに除去し、清潔に保つかということになります。
それでは、具体的な対処法を確認していきましょう。
家庭でできる頭皮のかさぶた対処法
簡単な4つのステップで進めてみてください。
①ベビーオイルでかさぶたをふやかす
②赤ちゃん用コームを使う
③赤ちゃん用シャンプー・石鹸で2度洗い
④タオルドライもやさしく
主にできることは、シャンプーです。
どのようにケアすればよいか、それぞれ詳細を見ていきましょう。
ベビーオイルでかさぶたをふやかす
入浴する15〜20分前くらいに、頭皮にベビーオイルを塗りこんで、かさぶたをふやかします。
ベビーオイルが肌に合わない赤ちゃんもいますので、パッチテストしてから使うようにしてください。
代用としては、ワセリンやオリーブオイルなどがよく使われています。
赤ちゃん用コームを使う
力をかけずに、やさしく髪をすきます。
皮脂を洗い流しやすくするためです。
このとき、かさぶたが浮き上がってくるかもしれません。
赤ちゃん用シャンプー・石鹸で2度洗い
最初はベビーオイルを洗い落とすつもりで、軽く洗います。
次は、よく泡立てて、円を描くように頭皮をやさしく洗ってあげましょう。
シャンプーの頻度は、赤ちゃんの頭皮の状況を見ながら、2日に1回でも構いません。
すすぎもれがないよう、気をつけましょう。
タオルドライもやさしく
タオルで抑えるようにして水気をとります。
ここでかさぶたが全部とれなくても大丈夫。
また明日以降とれればいいや、という気持ちでいきましょう。
小児科に行くタイミングは?
上記のようなケアをしていても、一向によくならない場合は小児科に行って診てもらいましょう。
1歳以上になっても治らなければ、アトピーなど他の皮膚疾患の恐れもあります。
また、一般的にはかゆくないのですが、赤ちゃんがかゆがっているときも小児科へ行きます。
さらに、炎症が起きている場合もお医者さんに行きましょう。
赤ちゃんのかさぶた対処法まとめ
今回は、赤ちゃんの頭皮に黄色いかさぶたができたときの対処法について見てきましたが、いかがでしたか?
赤ちゃんの成長の証拠とも言えるので、あまり心配する必要はなさそうですね。
シャンプーケアを丁寧に行い、つるんとした赤ちゃん肌を取り戻してあげてくださいね!
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