クリスマスシーズンから初夏にかけて、店頭にビタミンCたっぷりのいちごが並びますね。
いちごは見た目も可愛いし、大好きな人も多いですよね。
でもこの甘~い「いちごを食べるとアレルギーを起こす」人がいるのです。
赤ちゃんに多いのですが、お母さんが離乳食にビタミンCたっぷりのいちごをつぶして与えたとき、「あれ~っ?もしかしたら?」と気が付くことが多いみたいです。
口の周りが赤く、粒々斑点が出てきたら、いちごアレルギーを疑ったほうが良いでしょう。
いちごアレルギーになる人は、大人でも果物アレルギーを持つ人にいます。
甘~く、ビタミンCたっぷりのいちごが食べられない「いちごアレルギーはどのような人で、どのような症状が出て、その対処法」について詳しく調べてみました。
目次
早期に赤ちゃんのいちごアレルギーを見つけるには?
母乳から徐々に離乳食に切り替え始めたとき、赤ちゃんが食物アレルギーを持っているかどうか頭に入れて、一つ一つ違った食べ物を与えるたびに、観察しながら離乳食を与えることがとても大切なのです。
このような観察の結果、あれ~っと思って「うちの子、もしかしていちごアレルギーかも?」と発見されるのです。
症状はいろいろありますが、多くは
★口の周りが赤く、ひどいときは腫れぼったくなり、赤い粒状斑点が出ます
★のどのイガイガ、口の周り・口の中・舌がかゆそうな症状を示します
軽度だと上記の症状で止まりますが、中にはいちごの食べ過ぎもありますが、重度になるとじんましん・顔が腫(は)れあがり・嘔吐(おうと)・腹痛・下痢などの症状が出ます
最悪はアレルギー症状で、一番警戒しなければならない「アナフィラキシーショック」による呼吸困難などが見られたら、すぐ救急車を呼んでください。
一方いちごアレルギーの赤ちゃんは一生いちごが食べられないかと心配しますが、
実際は多くの赤ちゃんで、成長とともに徐々に耐性ができて、いちごアレルギー症状が出なくなることもあります。
いちごアレルギーの人は他の果物アレルギーを警戒!
いちごのように皆が好きな果物でアレルギーを起こす人は、実は他の果物でもアレルギー症状が出ることがあるのです。
いちごと同じバラ科、具体的にはりんご・桃・さくらんぼ・びわ・梨が親戚の果物です。
初めて口にするときは要注意です。
またバラ科以外の果物でもキウイフルーツ・メロン・すいか・マンゴー・バナナなどでアレルギーを起こす人もいます。
果物アレルギーを起こす人に中には普段は全く問題ないのに、疲労がたまっていたり、風邪気味の時、花粉症(注*)と時を同じくしてアレルギー症状が出ることがあります。
(注*):特に白樺花粉症を引き起こすアレルゲンといちごのアレルギーを引き起こすアレルゲンと構造が似ているといわれています
いちごアレルギーの対処法
まず一番に対処することは症状が出たら、それ以上食べることを止めることです。
実は残念ながらこれが最大の対処法なのです。
アレルギーの予防法はアレルギーを引き起こす食物を摂(と)らないことしかありません。
また症状でかゆみがひどければ、一般的な薬としてステロイド剤の塗り薬を患部に塗ります。
しかし「いちごみたいにおいしく、ビタミンCも豊富な果物が一生食べられないなんて・・・」と嘆く人には専門医のところへまず行ってみましょう。
少しずつアレルギーを引き起こす食べ物を口に入れ、免疫をつけていく減感作療法というものがありますので、それを受けることをお勧めします。
まとめ
人気果物の代表「いちごアレルギー」になる赤ちゃんの症状とその対処法、大人の人にもある果物アレルギーとその対処法を調べました。
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