現代はストレス社会と言われています。
あなたも忙しい毎日に、ストレスや疲労を感じていませんか?
疲れを感じるとついつい「栄養ドリンク剤」に手を伸ばしてしまう・・・
大人になれば誰もがこんな経験をするのでは?
でも栄養ドリンクはあくまで応急処置として飲むもので、一時しのぎのようものですよね。
カフェインが含まれていたり添加物も入っているので、いつも飲むのは体によくないのでは?と心配にもなります。
やはりいつもの食事からパワーをもらえることが理想です。
ここでは、
・滋養強壮に役立つ食材
・疲労回復に役立つ食材
をご紹介します。
毎日の食事で「しっかり元気になりたい!」そんなときは意識してこれらを食べてみてください。
私たちの体は食べたもので作られていくので、やはり口から入る栄養素はとっても大切です。
では行ってみましょう!
目次
滋養強壮に効果のある食材
滋養とは「体に栄養分を生き渡らせる」」こと、強壮とは「体を根本から元気にする」ことを意味しています。
その効果が高いとされている食材をいくつか見ていきましょう。
ニンニク
滋養強壮食材の代表として古くから知られています。
古代エジプトの、ピラミッド建設に携わった労働者も食べていたという記録が残っているほどです。
驚くことに、日本でも源氏物語にも貴重な薬として出てきます。
この頃から精がつくと知られていたのですね。
ニンニク独特の匂い成分はアリシン(殺菌作用・抗酸化作用抜群!)と呼ばれるものです。
この成分ははビタミンB1と結びつき、体内に吸収されやすいアリチアミンに変化します。
アリチアミンは脂肪に溶けやすい物質に変化して、優れたスタミナ効果を発揮します。
また血流をよくする効果もあるので、体温も上がり免疫細胞の働きも活発になります。
免疫力が高りまることで、風邪をひきにく強い体質を作ることができます。
ビタミンB1は、納豆、玄米、豚肉、オートミール、うなぎ、レバー、きなこなどに含まれています。
ニンニクと一緒に摂ると効果が出やすいので、これらの食材と一緒に食べることをおすすめします。
「豚肉とニンニクの炒め」、「ネギ納豆」、「ニラレバ炒め」など、ビタミンB1とアリシンの2つの作用が同時に期待できます。
黒酢ニンニク
ニンニクの強烈な匂いが苦手な人には、ぜひおすすめの食材です。
黒酢にんにくは、無臭にんにくを使っているので匂いは全く気になりませんよ。
黒酢には人間の体になくてはならない必須アミノ酸、ビタミン・ミネラルなど豊富な栄用素を含んでいます。
この豊富な栄養素が心身の疲れを素早く回復してくれるのに役立ちます。
そんな2つの食材、黒酢とニンニクを同時にとれるので、まさに「鬼に金棒の食材」といえます。
自分で自家製の黒酢ニンニクをつくることもできますよ。
漬け込んでニンニクのエキスが出た黒酢は、万能調味料・栄養ドリンク剤として使えます。
ただ手間と、完成まで約一カ月と漬け込む時間がかかります。
手早く黒酢ニンニクを摂取したいときは、サプリメントで補うことをおすすめします。
牡蠣(かき)
牡蠣は海のミルクと言われるほど必須アミノ酸のほとんどを含んでいます。
そのほかにも、亜鉛、カルシウム、鉄などのミネラル、ビタミン類を多く含む完全栄養食材なのです。
牡蠣は一般に秋から冬の食材ですが、初夏から夏に旬を迎える「岩牡蠣」もあるので、旬の時期にはぜひ意識して食べてみてください。
ローヤルゼリー
蜂蜜の王様ともいわれるローヤルゼリー。
昆虫の女王蜂だけが口にする食材で、必須アミノ酸、多くのビタミン類、ミネラルを多く含んでいます。
女王蜂はこれだけ食べて、ミツバチになる蜂の子を毎日2,000個・3年間量産します!
これだけで、いかにスタミナが付くかわかりますよね!
サプリメントが今はありますが、できれば生タイプのものがオススメ!
毎日耳かき一杯、舐(な)めるだけで効果抜群です。
特に女性の更年期障害・美容にも効果があります。
すっぽん
すっぽんはなかなか普段スーパなどで食材として出回割っていませんが(ノ∀`)
専門店や温泉街の特別料理として提供されることが多いですね。
滋養強壮の効果は広く知れ渡っていますが、最近ではすっぽんに含まれるコラーゲンのもつ美肌効果に注目が集まっています。
疲労回復の効果のある食材
疲労回復に効果があるのは何といってもビタミンB1とたんぱく質です。
これらを多く含む食材を積極的にとることを心掛けることで、疲労やストレスを乗り切ることができます。
以下のような食材を積極的に摂りましょう。
山芋
地中で育つ野菜を「根菜類」といいます。
その中で疲労回復効果のある野菜の王様は何といっても山芋なのです。
すりおろすとトロッ~とした粘りがありますが、それが疲労効果抜群のムチン(糖たんぱく質)です。
またビタミンB1も豊富です。
山芋を摺って熱々のご飯に、温かいそばにのせて食べれば、その日のうちに疲れが取れます。
ムチンは胃の粘膜を保護する役割もありますので、山芋を食べると胃の調子が整いますよ。
イカ・タコ・貝類
イカや多くの魚介類には「タウリン」という成分が含まれています。
タウリンは人の体内で筋肉・臓器・眼の網膜に含まれ、疲労した体内を正常な状態に維持する機能を持っています。
また動脈硬化や心臓病、脳梗塞や脳塞栓症などの予防にも効果があるんです。
タウリンはその他にも、食品添加物や薬などの化学物質、お酒に含まれるアルコール、体内で作られたアンモニアを解毒してくれます。
体に悪影響のあるものを外へ排出してくれるので、肝臓の働きを高め疲労回復の効果もあります。
体にいらないものが溜まるだけで、体の回復機能は鈍るので、積極的に摂りたい栄養素ですね
枝豆・オクラ・アスパラガス・大根葉・ネギ
枝豆にはビタミンB1とたんぱく質が豊富に含まれます。
またオクラ・アスパラガス・大根葉にはビタミンB1が最も多く含まれ、ネギにはビタミンB1の効果を高める物質(硫化アリル)が多く含まれます。
植物性たんぱく質(豆腐・納豆など)や動物性たんぱく質(特に豚肉)と合わせて食卓に載せれば、疲労回復間違いなしです。
晩酌に枝豆、冷奴にネギ、オクラ納豆、豚肉と大根の葉の炒め物、なんていいかもしれませんね。
あ、でもアルコールの摂り過ぎは、肝臓を疲れさせますので、ほどほどに!
まとめ
いかがでしたか?
今回はなるべく手に入りやすい身近な食材で、滋養強壮・疲労回復に役立つものをご紹介しました。
少しでもお役に立てたなら嬉しいです。
疲労は仕事やストレスだけが原因とは限りません。
夏の暑さや、毎日の不規則な生活が体の不調を招いていることもあります。
弱った体では毎日の生活も億劫になり、他の病気になってしまう恐れもあります。
普段から食事や睡眠、運動などの規則正しい生活リズムも心がけてください。
そしてそれにプラス、今回ご紹介した食材を積極的に取り入れた食事をすることが大切です。
これだけを食べれいればいいわけではなく、あくまでも栄養バランスの摂れた食事が基本です。
「今日は疲れたな」と感じた日の食事のメニューの参考になれば幸いです。
疲れをため込まず、ぜひ強くて元気な体を取り戻しましょう。
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