目ゴロゴロして痛いなと思っていたら、いつの間にか真っ赤に充血している!
目やにもすごくて、何だか気持ち悪い・・これって結膜炎?
結膜炎は感染する目の病気なので、周りのこととかいろいろと気になりますよね。
・もし結膜炎になってしまったら、いつまで学校や会社は休むべきなのか?
・どのタイミングで集団生活にもどればいいのか?
などの心配があると思います。
今回は結膜炎、正しくは流行性角結膜炎についての話です。
もしあなたがこの病気についてお悩みなら、この先を読み進めてもらえたらと思います。
ぜひ参考にしてくださいね。
目次
流行性結膜炎の症状と原因について
流行性角結膜炎は、アデノウイルスというウイルスの8型に感染することで起こります。
アデノウイルスはいくつか型があり、他の型で発症するとプール熱になることがあります。
このウイルスの潜伏期間は1~2週間で、片目に発症すると数日でもう片方の目にも感染します。
まず目が充血し、涙や目やにがたくさん出るので、中には目が開けられなくなる人も。
かゆみはあまりありませんが、目の違和感と痛みを感じるようになります。
発症してから約1週間がピークで、その後は徐々に症状は消えていきます、重症化した場合は少しやっかいです。
黒目の表面に白い濁りが現れてしまうこともあり、もとにもどるまで数か月かかることも。
特に年齢の低い子供の場合、目の周辺やあごの下のリンパ節が腫れることもあるので注意が必用です。
流行性結膜炎は子供がかかることが多いですが、実は大人も子供と同じくらい患者がいると言われています。
大人も十分に感染する病気なので、子供の有無にかかわらず、この病気はいつの間にか感染するものです。
では感染してしまった時、どの程度の休養が必要なのか、見ていきましょう。
大人の流行性結膜炎は仕事はどうすればいいの?
子供であれば、結膜炎の症状がなくなり、集団生活に戻ってもいいと医師に言われるまでは幼稚園や学校を休むのが基本です。
アデノウイルスはとても感染力が強いウイルスです。
二次感染をふせぐためにも、指示された日数は出席を控えるようにしましょう。
集団生活の中では、あっという間に感染が広がることもよくあります。
大人の場合も診察する医師によりますが、基本的に仕事は休んだほうが良いと言われることが多いようです。
特に保育士さんなど、子供と関わることの多い職業ではウイルスをうつしてしまう危険が高いですよね。
また過去には、病院でも院内感染で広がったという事例もあります。
ただ、大人はそう簡単に仕事を休めないこともありますよね。
そんな時は、流行性結膜炎と診断されたらまず職場に確認してください。
まずは上司や職場の人に事情を話し、対応を聞いてみるといいでしょう。
・ほかの人に移す可能性があるから出勤停止にする
・またはうつさにように気をつけながら仕事をする。
このどちらかになるわけですが、会社によってははっきり決まっていることもあります。
流行性角結膜炎は、インフルエンザと同じ扱いになることも多いようです。
社内でも感染を広げないことが一番ですので、この点はよく考えて行動しましょう。
また、かなり症状が強く、重い流行性結膜炎の場合は注意が必用です。
悪化すると後遺症が残ることもありますので、決して無理はしないようにしてください。
仕事を休むことになったら気を付けること
・症状が治まるまでは、なるべく外出を控えほかの人との接触も避ける。
・タオルなどは家族と共有しない。
・自分の使ったものは消毒を徹底する。
・出勤許可が必要な場合は、医師の診察を受け診断書をもらって会社へ提出する。
もし感染したまま仕事へ行くことになったら
・ウイルスは主に目を触った手から広がっていきますので、自分の目はなるべく触らないようにする。
・消毒できるものをを持参して、自分の触わりほかの人も使う可能性のあるものは消毒する。
・目を触っていなくても、手を意識して洗う
・職場の周りの人に流行性結膜炎であることを伝え、手洗いをお願いする
以上のことはぜひ実行してください。
また消毒に関しては、市販の除菌シートなどではアルコール濃度が低いので効果が期待できません。
以下のどれかを使うことをおすすめします。
①80%程度の高濃度のアルコール
②塩素系除菌剤
③次亜塩素酸ナトリウム
まとめ
今回は流行性角結膜炎についてのお話でしたが、参考になりましたか?
少しでもお役に立てたなら嬉しいです。
流行性角結膜炎は、感染力の高いウイルスが原因で起こる目の病気です。
自分だけでなく、接触が考えられる全ての人への配慮が必要です。
感染してしまうと日常生活に支障をきたしますので、まずは眼科で適切な処置をしてもらいましょう。
指示された注意事項を守り、点眼薬も正しく使用して早目に完治することが大切です。
また周囲に感染している人を確認したら、自分もウイルスに感染しないように注意してくださいね。
できる限りの予防をし、感染を広げないよう心がけましょう。
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