熱が体にこもるのは熱中症になってる?簡単に冷やす方法は?

夏の体の悩み

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真夏のジリジリとした太陽の下、熱が体にこもってると感じたことはありませんか?

何だかほてって熱い・・?これはもしかして熱中症では?! 

もしかしたら体からの危険を知らせるサインかもしれませんよね。

このページでは、

・熱中症の症状ってどんなもの
・熱が体にこもるときは、どう対処したらいいの?
・簡単に体を冷やす方法は?

などをご紹介していきます。

暑い時期は誰もが熱中症になる可能性があります。

特に小さなお子さんやお年寄りは気をつけなければなりません。

ぜひ参考にしてくださいね。

目次

熱が体にこもるなら、熱中症かも!!

そもそも、熱中症とはどんな状態なんでしょうか?

普段私たちの体は、外部環境による体温変化、運動による熱などを自律神経がコントロールしています。

要するに、体に熱がたまれば体を冷やそうとし、逆に体が冷えれば体を温めます。

では体を冷やすためには何が必要なのでしょうか?

これには2つの機能が関係しています。

1・毛細血管を広げる

体の表面を覆っている毛細血管が拡張すると、流れる血液が増えます。

体の表面を流れる血液は、外気に触れ冷えます。

これが身体中を巡ることで、体から熱を奪います。

2・汗をかく

汗をかくことにより、体表面に水分が出ますね。

この水分が蒸発するとき、同時に体の熱を奪って体を冷やします。

ですがこれらの機能がうまく働くなることがあります。

たとえば熱い中で行動していると、当たり前ですが体温が上がってきますよね。

毛細血管を広げ体の表面に血液を流しても、外気が暑いので熱を逃がせません。

そうすると血管も大きく膨張し、血管を流れる血液の量も増えます。

血流がコントロールできなくなると、自律神経が乱れてしまうのです。

汗をかけないときは既に中度

すでに汗をかけない場合は中度の熱中症が疑われます。

汗をかくのは、体の中にこもった熱を外に逃がし、体温調節をするためです。

ですが、熱中症初期に対処ができていないと、体は限度を超えて熱くなります。

そうすると、体内の水分と塩分のバランスが崩れ、熱を外へ逃がせなくな るという訳です。

ここまでくると体温調節もできなくなり、そのままにしておくと危険な状態になります。

これがまさしく、熱中症なんです。

熱がこもった時に簡単に体を冷やす方法とは

熱中症は、酷くなると体温の異常上昇を招き、大変危険です。

だからいちばん大事なのは、体温を下げ熱を逃がすということです。

体を簡単に冷やす、3つの効果的な方法を見ていきましょう。

1.涼しい場所に移動する

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まず涼しい場所に移動する、これがいちばんの基本です。

衣服を緩め風通しをよくし、涼しい室内や木陰に入りましょう。

室内ではエアコンのきいた部屋で休んでください。

その時も外との温度差は5~6度程度に設定し、体を冷やしすぎないよう注意してください。

2.保冷剤を使う

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保冷剤を使って、体を冷やします。

よく熱が出たときに額に冷却シートを貼って冷やしたりしますが、それだけでは効果がありません。

太い動脈が体表面近くにあるところを狙います。

具体的には、首筋、ワキの下、太ももの付け根です。

保冷剤がなければ、冷えたペットボトルや濡れタオルでもよいです。

それもなければ水をかけるだけでもいいので、とにかく冷やしてください。

3.水分・塩分補給

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体が汗をかきすぎて、水分・ミネラル不足になっています。

ミネラルが不足すると、内臓器官にも悪影響が出てくるので危険です。

失った水分と塩分を補給して、汗が出てくれば体を正常に冷やせます。

飲むものはスポーツドリンク、可能であれば経口補助液がおすすめです。

熱がこもっているけど熱中症じゃないとしたら?

長時間外にいたわけでもなく涼しい室内にいたのに、熱が体にこもる…。

そんなときは、熱中症以外の病気が隠れているかもしれません。

熱中症に似た次の2つの疾患と、対処法を見ていきましょう。

1.自律神経失調症

交感神経と副交感神経の間の協調がとれず、体温調節が上手にできなくなります。

治療は漢方薬を使って体質改善を行うのが一般的です。

自宅でできるケアとして、夏でも半身浴でできるだけ体を温めます。

汗を正常にかく体質に戻していくことが大切です。

夏に体調が崩れるのは、多くの場合クーラーの中で冷えることにあります。

外との温度差に体がついていけず、自律神経が乱れる原因になります。

また不規則な生活習慣やストレスが原因になっていることもあります。

しっかり睡眠と栄養を取り、からだ全体を整える生活を心がけましょう。

2.更年期障害

30代以降の方は特に気を付けてほしい疾患です。

上半身を中心に体に熱がこもる、ほてるなどの症状があれば更年期障害の恐れも。

こちらも漢方薬で症状を改善できますが、食生活の見直しストレス解消により体質改善を図ります。

また女性の場合、多くは医療機関でホルモン補充療法をすすめられます。

減少したエストロゲンが原因で更年期障害が起こっていることが多いためです。

ほてりやめまい、動悸などの症状が重い場合は必ず診察を受けましょう。

まとめ

暑い時期には熱中症関連のニュースをよく耳にしますよね。

「これぐらい大丈夫体」と思っていると、熱中症のサインを見逃してしまいます。

汗を異常にかく、体が熱いなどの症状が出たら要注意です。

体を冷やし、十分な休息と水分補給を心がけ、熱中症を未然に防ぎましょう。

また初期の段階で適切な処置ができていないと、数日間は熱中症の症状が続きます。

その点も気を付けてくださいね。

体に熱がこもるのは、熱中症だけが原因ではない場合があります。

判断がつきにくい場合や症状が改善されなければ、早目に医療機関を受診してください。

これから暑い日が続きますが、生活習慣を見直すとともに、万全な熱中症対策で健康に夏を乗り切りたいものですね!

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