気候がよくなると、虫たちも活動的になります。
外で過ごすことが多くなる時期は、虫に刺される危険性もグッと上がりますよね。
もちろんアブも活発になっていますので、遭遇してしまうと刺されてしまうことも考えられます。
アブは水の近くで暮らす体長約1~3㎝の虫で、7月頃から多く見られるようになります。
見た目は黄色と黒のしま模様でハチに似ていますが、羽が2枚しかないのが特徴です。
アブは牛や豚や馬な動物の血を吸いますが、人の血も吸いに来ます。
今回は知っているようで知らないアブについてのお話です。
・もし刺されてしまった時はどうすればいいのか?
・どんな薬が効果的なのか?
知っておきたい情報をお伝えしたいと思います。
ぜひ参考にしてくださいね。
目次
アブの出やすい時間・場所・時期
アブは早朝や夕方に出ることが多いです。
川や湖などの水辺、牛や馬のいる牧場などでよく出ます。
また7月の下旬ごろの一番暑い時期、2週間程の間によく見られます。
アブは動きが早く、首や背中などを狙って刺してきます。
叩いてもなかなか死なないので、エアゾール系の殺虫剤を吹き付けるのが効果的です。
具体的には、キンチョール、フマキラー、アースジェットなどは即効性と致死効果が高いので、すばやく対処できます。
夏場に水辺や湿地帯に出かける際には、持参しておくと安心ですね。
また携帯できる蚊取り線香、蚊よけスプレーなどを併用すれば、さらに虫除けの対処方法として効果的です!
アブに刺された時の症状
アブに刺されると、ちくっとした痛みが走ります。
蚊などとちがうのは、アブの場合は皮膚を切り裂いて流れ出た血を吸うところです。
切り裂いて血を吸うなんて、ほんとに怖くて迷惑な虫ですね。
噛まれた部分はすぐに腫れあがり、強いかゆみが起こり出血もします。
時間とともに水ぶくれができたり、化膿したり、熱が出る場合もあります。
体質にもよりますが、かゆみや腫れの症状は 2~3週間続くこともあります。
完治するまでの期間は個人差はありますが、この時の対処法さえ間違わなければ重症化しません。
次はアブに刺された時の、正しい対処法をみてみましょう。
アブに刺された時の正しい対処法
まずその場からすぐに立ち去ってください、ハチのように多数で襲ってくることもあります。
その後、刺されたところをきれいに洗い流します。
傷口にはアブが注入した血が止まらなくなる成分が入っているので、傷から絞り出します。
そうすると、止血もしやすくなります。
止血したあとは傷口を冷やしましょう。
冷やすことでかゆみもおさまり、腫れもひどくならずにすみます。
冷やしたタオル、保冷材などで患部をしっかり冷やしてください。
短時間冷やすのは血管を収縮させるので、一時的にかゆみを抑えるのに効果があります。
しかし10分以上冷やし続けると、血管が元にもどったときにかゆみも戻ってくるので、長い時間冷やし続けるのはやめましょう。
また傷口を爪で引っ掻いてしまう、とでとびひなどの二次感染を引き起こしてしまいます。
患部を直接触らないよう、ガーゼなどで保護してください。
念のため早めに病院で診てもらうと安心ですよ。
市販薬を応急処置に使う時はなにがいい?
先ほどお話したように、刺されたときは早期の対応が最も大事です。
応急処置を行った後は、すぐに市販薬を使いましょう。
以下の軟膏タイプの薬が効果的です。
・フルコートf(田辺三菱製剤)(第2類医薬品)
・ムヒアルファEX(池田模範堂)(第2類医薬品)
だいたいの虫刺されの薬には、ステロイド成分の入った「抗ヒスタミン剤」が含まれています。
かゆみや炎症を抑え、傷口の可能も防いでくれます。
ですが市販薬の効果は病院で処方される薬と比べると効き目が弱いです。
応急処置としてすぐに市販薬を使い、早目に皮膚科の病院で症状に合わせた薬を処方してもらってください。
アブに刺されないための予防策
刺される前にできる予防策も、しっかり心得ておく必要があります。
最後にその予防策についてお話しますね。
まず外出の際は、
・首にはタオルを巻く
・足首も隠すよう極力肌が露出しないようにしましょう
このように露出をできるだけ少ないようにしましょう。
アブやブヨに効く虫よけスプレーも携帯すると安心
アブには、
・ムシペールα 60ml(池田模範堂)(第2類医薬品)
・メンターム虫よけスプレー (近江兄弟社)(第2類医薬品)
などが効果的です。
虫よけスプレーを使う場合は、傷口や目の周りにつかないように気をつけてください。
汗をかいたり、濡れたときは早めに塗り直してくださいね。
特に子どもの場合は手につけたときに目をこすったりしないように注意が必要です。
家に帰ったら、石けんできれいに薬の成分を洗い流しましょう。
まとめ
今回はアブに刺されたときの対処法や、予防策についてのお話でした。
いかがでしたか?少しでもお役に立てたなら嬉しいです。
夏は川や海など、何かと水辺に近づくことが多くなりますね。
楽しい思い出のはずが、虫に刺されて痛い思いをしてしまってはつらすぎますよね。
運悪く刺されてしまった時の対処はもちろんですが、まずは刺されないように心がけましょう。
アウトドアレジャーを満喫できるよう、しっかりと虫対策をしてくださいね。
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