夏は、蚊やぶよなどの吸血昆虫や、はち、アリなどの刺す昆虫などによる虫刺されに悩まされますね。
アレルギー体質の人は虫に刺されたら症状が激しくなるので注意が必要です。
虫刺されが原因で水ぶくれができることもあります。
では、水ぶくれができたときはときにどう対処すればいいのでしょうか。
目次
水ぶくれができる原因
蚊やブヨなどの唾液に対するアレルギー反応によって水ぶくれができます。
対処法
水ぶくれを破らないように、氷などで冷やし皮膚科を受診しましょう。
冷やす際は、ラップなどで覆うと水ぶくれを破らずに冷やすことができますよ。
市販薬
虫刺されが原因の水ぶくれは、ステロイド剤や抗ヒスタミン剤といった薬を用いて治すこともできます。
軽度の状態なら市販薬でも問題はありません。
・ウナコーワ(興和新薬)…液剤
・新ウナコーワクール(興和新薬)…液剤
・メンタームベンソール(近江兄弟社)…液剤
・メンソレータムフレディメディカルジェルA(ロート製薬)…ゲル剤
・キンカンクールソフト(キンカン)…液剤
・サリラベートPCローション(ジャパンメディック)…液剤
・スキントールG(雪の元本店)…ゲル剤
・ポケムヒS(池田模範堂)…液剤
・ムヒS(池田模範堂)…クリーム剤
・マキロンsかゆみどめ液(第一三共ヘルスケア)…液剤
・ラナケイン(小林製薬)…クリーム剤
かゆみの原因
虫刺されによる症状は、痛みとかゆみの2つに分けられます。
痛みは虫が刺した時のチクッとする針の刺激による痛みと皮膚に注入された物質の作用によって起こります。
かゆみは、虫の毒素や唾液が皮膚に注入されることによって起こるアレルギー反応です。
アレルギー反応は2タイプに分かれます
即時型反応と遅延型反応の2タイプがあります。
・即時型反応…虫に刺されたらすぐにかゆくなる。数十分で治まる。
・遅延型反応…虫に刺されて数時間後にかゆみや赤み、腫れなどが出て、数日から1週間で改善する。
乳幼児は遅延型反応のみです。
幼児から青年(15~24歳)は即時型反応と遅延型反応の両方あります。
青年(24~44歳)は即時型反応のみです。
高年齢者(65歳~)の場合はどちらの反応もあらわれにくくなるとされていますが、個人差がありその人の体質によってもあらわれ方は異なります。
虫刺され跡が残ったときの治療
市販薬で自分で跡を治す方法と皮膚科での治療があります。
市販薬
アットノン(小林製薬)などがおすすめです。
虫刺されのかき傷跡や、料理などでできたやけどの跡などに効きます。
できてから1~2年たった傷跡にも使えます。
ジェルタイプ、クリームタイプ、コンシーラータイプ、ローションタイプがあります。
・ジェルタイプ…さらっとしていて、べたつきません。
・クリームタイプ…しっとりした使用感です。塗ったあとも白くなりません。
・コンシーラータイプ…肌色なので、傷跡をかくしながら治すことができます。
・ローションタイプ…広範囲に使うときにおすすめです。
病院で治療する
皮膚科に行くとハイドロキノンという成分の入った薬を処方してもらえます。
ハイドロキノンとは、メラニンを作るメラノサイトという細胞を減らしてくれる成分です。
その他、レーザー治療で傷跡を消す方法もあります。
詳しくは皮膚科でたずねてみましょう。
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