スイセンとにら、どちらも似ている上、間違えるとってもと怖いんです!
自宅の庭や家庭菜園でよく植えられるスイセンとニラ。ところが両者は一見するとよく似ているため、スイセンをニラと間違えて食べてしまい食中毒を起こす事例が後を立ちません。
慌てて緊急搬送されるケースまでも見られます。そこで、スイセンとのにらの見分け方などについて詳しくお話します
目次
スイセンとは?
スイセンとはヒガンバナ科の多年草です。白や黄色の花を付けて、とても美しく咲きます。スイセンは長くてすらりと伸びた葉っぱが特徴で、その葉っぱの断面に茎があります。
ところが、その茎には大量の毒素が含まれていてその茎を食べると死や食中毒の原因にもなります(詳しくは後述)。
スイセンってそんなに怖いの?
いまお話ししたとおりスイセンの茎は猛毒です。その致死量はたった10mg!。
たとえ死にまでは至らなくとも、茎を食べると食中毒、茎に手を触れると接触性皮膚炎(いわゆる肌のかぶれ)を引き起こす恐れがあります。
また、そもそもスイセンはニラとは違い「野菜」ではありません。あくまで花や葉っぱの観賞用の植物です。
一方の「ニラ」とは?
ネギ族に族する多年草。こちらはスイセンとは異なりいわゆる「緑黄色野菜」です。こちらも、細長くてすらりと伸びた葉っぱが特徴です。こちらは、スイセンとは異なり茎に毒素は含まれていません。
スイセンとニラとがまちがえやすいのはどうしてか?
①どちらも、細い長くて伸びた葉っぱが特徴です。
②どちらも白い花が咲きます。
スイセンとにらの決定的な違いはここだ!
①花が咲く季節がスイセンとニラではまったくちがいます。スイセンは1月~2月に咲きます。これに対してニラの花が咲くのは9月。
②葉っぱを比べてみると両者のちがいは明らか!ためしに、両方の葉っぱを横に切ってみましょう。スイセンは、葉っぱを切ると茎がニラに比べて太い事がわかります。また、ニラは葉っぱを切ると”アノ”独特の臭いが出ます。
さらに葉の大きさがそもそも違います。スイセンの葉っぱに比べてニラの葉っぱは小さくて細長いです。二つの葉っぱを比べてみると、両者の違いは一目瞭然です!
③両者は「根」のかたちの違いだって一目瞭然!スイセンの根は「玉ねぎ」のような形をした球根です。
これに対してニラはラッキョのような小さな球根と短い茎がついたワラ束みたいな形の根っことの両方がついています。やはり、根のかたちだけでも両者の違いがはっきりと分かります。
まとめ
スイセンをニラと間違えて食べてしまうのを防ぐ一番の方法があります。
それは、一つの敷地内に「ニラ」と「スイセン」の両方とを、そもそも植えないこと。
たとえ、それぞれを別のプランターに植えたとしても、実際に両者を間違えないようにすることは難しいのが現実です。同じ敷地内だと両者を間違える危険性がゼロではないからです。
どうせ植えるなら、どちらか一方にしておきましょう。おすすめは・・・・・
花を愉しみたい方にはスイセンを食べてたのしみたいかたニラをおすすめします。
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