ブヨに刺されたらすぐ冷やすべき?腫れを悪化させない対処法

皮膚トラブル

429af84a0543aaf08e86329a35fd91ae_s 

ブヨは大きさ3mm5mmぐらいの、小さなハエのような姿をしています。

でも、刺されると(正しくは噛み切られる)後々、大変なことになります。

 腫れかたもすごいし、痛み、かゆみもすごいです。

・ブヨに刺されたら、まず冷やす方がよいのか?

・どんな対処をすれば、後でひどくならないか?

そんなところを書いていきます。

刺された直後の対処がとても大切ですし、ここでブヨとの戦いの勝敗が分かれます(大げさですが(ノ∀`))

目次

 ブヨにかまれた直後の対処法

ブヨはアウトドアの最中に噛まれたり、庭仕事をしていたりして噛まれることが多いですよね。

場所別の対処法をご紹介します。

庭でブヨに刺されたら

ブヨに刺されたかも?と思ったのが自分の家の庭だったら、すぐに患部を縛り、お風呂場へ。

縛るのは、刺されたところより心臓に近い場所で、関節を除いたところです。

こうすると、毒が体に回りにくくなります。

一人きりで縛れないときはゴムなんかで止めてもいいですね。

611294

ここで42度以上のお湯をかけ、噛まれた幹部をギュッとつまんで絞り出します。

ブヨの毒は熱に弱いので、直後ならこれが効きます。

(お湯が熱くて辛い時は流水で)

とにかく患部を絞って、ブヨの唾液を体の外に出すことが重要です。

このブヨの唾液がかゆみの原因になります。

早く、血液に混ざった唾液をしっかり絞り出せば、その後の腫れやかゆみは軽減されます。

ポイズンリムーバーという毒を吸い出す専用の道具があればそれを使ってください。

ない場合は、幹部をしっかりつまんで体液を搾り出し流します。

小さいお子さんだと痛くて泣いちゃうかもしれませんが、その後の大変さを考えると、ここで心を鬼にして絞り出してください。

もしも自分の体なら、がっつりやってくださいね。

よくドラマのシーンでありますが、口で幹部の毒を吸い出すのはNGです。

口で吸い出すと、歯周病などの菌が体内に入ってしまう可能性もあるのでやめておきましょう。

雑菌が入って化膿するのを防ぐため傷口の消毒を行います。

消毒をしっかりしないと、後日膿が出て化膿し跡が残ることがあります。

その後しっかり冷やして、かゆみ止めなどを塗ります(ステロイドが入っているもの)

アウトドア中にブヨに刺されたら

アウトドア中や外でブヨに刺されたら、42度以上のお湯で流すことはできないと思います。

ですがそれ以外の処置は基本同じです。

・刺された場所より心臓に近い場所で縛る(上記図参照)

・刺された場所をギュッとつまんで体液を縛り出す(ポイズンリムーバーがあれば使う)

・流水で患部を洗う

・しっかり冷やす

・かゆみ止めがあれば使う(ステロイド剤が入っているもの)

どんな時も、とにかくかかないことが大事です。

ブヨに何箇所も刺されたらすぐ病院へ

239729

ブヨに1~2箇所刺されたときは、上記で紹介した方法で対処すれば大丈夫です。

でも、何十か所もかまれてしまったときは、リンパ管炎やリンパ節炎を併発したり、呼吸困難に陥ることもあります。

こんな時は、とにかく消毒と冷やすことをできるかぎりやり、すぐに病院に行きましょう。

病院は皮膚科がベストです。

ブヨに噛まれた後はどうなる?

 ブヨは、蚊と違い皮膚をかみちぎって血を吸います。

そのため、人によっては直後に痛みを感じることもあります。

かゆみは、かまれた直後にはほとんど感じませんが、翌日以降に激しいかゆみが出てきます。

かまれた部分が腫れて出血し、発熱や、頭痛をともなうこともあります。

かまれた人の体質や部位により異なりますが、1カ月腫れがひかないことも結構多いです。

かさぶたになったとき、子どもの場合だとかき壊してしまい、皮膚がえぐれ、深い傷を作ってしまい治った後が傷跡として残ってしまうこともあります。

それを防ぐには、以下の分の中のリカバーゼシップのところを参考にしてください。

ブヨの腫れが引くまでの期間は?よく効く対処法はこちらから

また、かまれたところが固く盛り上がり、治療を続けてもなかなか治らない結節性痒疹(けっせつせいようしん)になることもあります。

場合によっては、何カ月もかゆみが残りただれることもあります。

一か所だけでも、かゆみが消えないときや、腫れがひどいときは皮膚科を受診しましょう。

スポンサードリンク

 ブヨに刺されないための対策

 90036d7c87872a22ae8bdba38a858bc8_s

キャンプ場や、水辺のある山の中に行くときは、長袖、長ズボン、手袋をつけましょう。

特に足もとはかまれやすいので、長い靴下をはくか、長靴をはいてガードしましょう。

薄い素材の服は、肌にピッタリしているとその上から噛まれる危険があります。

厚みがある網目が詰まった生地で、肌に密着しない形のものがおすすめです。

ブヨを寄せ付けないグッズ

最近では、ブヨ専用の虫よけスプレーもあります。

またハッカ油もブヨは嫌いなので、効果があります。

こんなスプレータイプもありますので、よろしければ手に入れてみたください。

ただし、

・虫よけスプレーは汗で流れやすい

・ハッカ油は臭いが消えると効果が薄れる

ので、こまめにスプレーしてくださいね。

また、ブヨの活発な活動時期は3~9月、夏でも朝早くや夕方は活発です。

天気が悪くても活動します。

雨が降っていてもかまれる可能性があるので、対策はばっちりしてください。

住宅地にはまずいませんが公園で刺される例もあります。

渓流の近くや、自然環境に近いキャンプ場、ゴルフ場などは特に多く見られます。

それらの所へ行くときは、十分注意して出かけてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました