紫外線は人体に有害なことはすでに知られていますが、光が強い場合は目にも有害です。
目の水晶体は紫外線フィルターの役割を担っています。
目が日焼けして赤い時や痛みがある時は、目が傷ついてやけどしているような状態です。
自分でできるケアでできるだけ早く回復するように努めると、目のダメージを最小限に抑えることができます。
目次
目薬
素人判断で目薬を乱用すると、かえって症状を悪化させ たり、慢性化させる恐れがありますので、なるべくなら医師の診断を受けましょう。
薬局で購入する場合は、目が日焼けして痛みや赤みがあることを伝えて、購入するのがベストです。
紫外線のダメージからの回復をサポートしてくれる目薬が、市販でも販売されていますよ。
目のダメージを改善させる方法
冷やした濡れタオルを目に当てる
眼球にほどよい刺激を与え、血液の循環をうながします。
血行が良くなれば、眼筋への栄養補給がより活発化して疲れ目が解消されます。
直接冷水を浴びせるシャワーも効果的
水圧が目にほどよい刺激を与え、血行を促進して目をリフレッシュさせます。
“疲れたら休む”これが目をいたわる最良の方法
目を必要以上に使えば、生理的に疲れます。
目は他の身体の部分と同じ筋肉(眼筋)によって動かされ、その運動エネルギーは酸素と食べ物からの栄養分を燃焼させることでまかなわれています。
連続して激しく目を使う場合は、眼筋に蓄えられている一定量のエネルギー源(グリコーゲン)をどんどん使うので、補給が間に合わなくなります。
したがって、休息することでエネルギーを十分に補給し、蓄えることで症状が改善されていきます。
また、目を休めるだけじゃなく、十分な睡眠をとって体を休めることも、早い回復につながりますよ。
近年増加をみせている老人性白内障は、長寿化に伴い長年にわたって、太陽UV-Bや太陽UV-Aにさらされることが主原因といわれています。
できるだけ目への紫外線を防ぐようにしましょう。
ここでは効果的に紫外線を防ぐ方法をご紹介します。
目への紫外線を防ぐにはサングラスを
目への紫外線障害はサングラスなどの遮光眼鏡の使用で防止できます。
屋外では紫外線カット性能を持つサングラスをかける習慣をつけましょう。
なお、紫外線は可視光に比べて散乱性が高いので、スキーや釣りなど、長時間の屋外活動では通常のサングラスではなく、ゴーグルタイプのものがおすすめです。
サングラスの選び方
紫外線カットが表示された製品を選ぶ
表示ラベルにはレンズの紫外線通過率のほかに明るさなども表示されています。
レンズの明るさは、用途や天候にあわせて選ぶ
レンズの明るさは紫外線防御と直接はかかわりがありません。
しかし、人の瞳孔は可視光の明暗に応答して開閉します。
また、環境の明暗でまぶたの開き方にも違いが生じます。
色の濃いレンズ使用時は瞳孔が開き、まぶたも大きく開きます。
極端な例ですが、紫外線カット処理が不十分な色の濃いレンズの場合は、入射する可視光が少ないために、瞳孔もまぶたも大きく開き、かえって目に有害な紫外線を取り込む結果となります。
しかし、太陽がギラギラ照りつける環境、海辺や雪面ではカット機能をもった色の濃いレンズが適していると言えます。
顔の形状に合ったフレームを選ぶ
サングラスのフレームは、大きさ、形状もさまざまで、人の顔の形状も千差万別です。太陽紫外線は散乱光が多いため、フレームのすき間などからも目に取り込まれやすいのです。
できるだけ顔の形に合う、保護範囲が広く、すき間の少ないフレームを選びましょう。
また、使用状況に応じてゴーグルタイプのサングラスなどをかけることも重要です。
帽子はキャップタイプ?360度につばのあるハットタイプ?
帽子をかぶったときの顔の正面が浴びる紫外線防御率は次の通りです。参考にしてみてください。
キャップタイプ
つばが3㎝…35%、つばが5㎝…50%、つばが7㎝…60%、つばが10㎝…70%
ハットタイプ
つばが7㎝…65%、つばが13㎝…90%
日傘の色は白?黒?
日射はどちらもほぼ完ぺきに防御できますが、紫外線は散乱性が高いので、防御効果は50%程度です。
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