子供が水疱瘡にかかった!私もうつるかも?
大人はひどくなるって聞いたけど・・・
・子供が水疱瘡にかかったけど自分は経験がない
・重症化を防ぐにはどうすればいい(入院はできない)
・自分がかかってひどくなったらと思うと不安
あなたの悩みがこういうことなら、ぜひこの先を読みすすめて、参考にしていただけましたらと思います。
目次
子供が水疱瘡になったら
お子さんが病院で「水疱瘡ですね」と診断されたら、その次に心配なのは、自分のことですよね。
水疱瘡をやったことがなければうつる確率が高い。
大人になると症状が重いって聞くし。
ここではまず「大人が重症化」しないためにできる予防法を書いていきます。
うつるか不安な方は、ぜひ試してください。
お子さんが発症して72時間以内なら
①抗ウイルス薬を予防的に飲む
②水疱瘡の予防接種を打つ
この二つで、感染または重症化を防げると言われています。
お子さんを診察してもらった先生などに相談してください。
お薬と予防接種、どちらが言いとは言えませんが、普通は抗ウイルス薬を第一選択にしているお医者様が多いです。
水疱瘡は「潜伏期間が2週間」ですが、抗ウイルス薬の場合は5日間は飲み続けます。
ネットで調べると、みずぼうそうの抗ウイルス薬は、保険がきかず高額になる、という書き込みを見かけます。
でもある皮膚科の先生のブログで、
今月(平成19年10月)から、成人の水痘に対して「バルトレックス(バラシクロビル)」という抗ウイルス薬が保険適応になりました。
健康な成人に発症した水痘に対して、飲み薬が保険適応になったのは今回が初めてです。出典:http://blog.sumiyoshi-clinic.com/?eid=445362
とありました。
心配な方は、自分が診療を受ける病院で、あらかじめきいてみてくださいね。
予防接種なら一度で済むので、注射が嫌じゃない時、
手間を省きたい時は注射でもいいかと思います。
(料金は保険がきかず6000~8000円と高めです)
大人が水疱瘡になったときの症状
感染後、2週間程の潜伏期間を経て、発熱、発疹があらわれて発症します。
発疹はやがて水ぶくれに変わり、かさぶたとなってはがれ落ち、1週間程で治ります。
皮膚がもとどおりのきれいな状態にもどるまで数週間かかることもあります。
大人の場合、子どもに比べ重症化する割合は子どもの場合の1.5倍と言われています。
また、死亡率も高くなります。
子どもの症状に比べ発疹がひどく、口の中にも発疹ができて食事が摂りづらくなるんです。
また、上気道にできた発疹のせいで呼吸困難になるなど、入院が必要になる場合もあります。
高熱が長く続くこともあるので脱水症状に気を付けなければいけません。
これらのことから、もしも感染する可能性があるなら、やはり早急に予防のために注射または抗ウイルス薬の投与が必要ですね。
水疱瘡の治療
基本的には皮膚科を受診します。
発疹や水ぶくれを引っ掻いたりしてつぶしてしまうと、痕が残ってしまいます。
皮膚科に行けばかゆみを抑える軟膏を処方してもらえるので、早めに病院に行きましょう。
水疱瘡の治療にはアシクロビル、パラシクロビルという薬が用いられます。
水疱瘡を発症してから、子どもなら48時間以内、大人なら3日以内に服用すれば有効です。
妊娠中は特に注意!
妊娠20週目までに水疱瘡に感染すると、2~4%の胎児に障害が出る可能性があります。
また、妊娠全期間で、早産の危険もあります。
さらに、出産前後に発疹が出ると、新生児の死亡率が高くなります。
ですので、妊娠を希望しているのなら、結婚前に予防接種をしておくほうがいいでしょう。
過去に出来た水疱瘡に対する免疫は、20数年で弱まることがあります。
なので、完璧な予防を目指すなら、20年ごとに予防接種を受けておくといいかもしれません。
帯状疱疹予防にも
水疱瘡のウイルスは、治った後も体の中に残っていて、加齢や疲れ、ストレスなどで免疫力が低下してくると、帯状疱疹を発症します。
帯状疱疹の症状は、発熱があり、体の左右どちらかの神経に沿って発疹があらわれ、特に胸から背中に多く見られ痛みもあります。
顔面に出た帯状疱疹は、角膜炎や、結膜炎、耳鳴り、難聴、顔面神経麻痺といった症状があらわれるハント症候群が起こることがあります。
強い痛みが持続する帯状疱疹後神経痛と呼ばれる症状があらわれることもあります。
この痛みは「神経痛の中で最悪」と言われるほど強く、人によっては何年も続くことがあります。
水疱瘡の予防接種はこの帯状疱疹の予防にもなります。
まとめ
水疱瘡は、子供なら病院に行かなくても自然治癒力で治ることもあります。
もちろん、薬を服用すれば、高熱や皮膚のかゆみなど、不快な症状を早くやわらげることもできます。
でも大人は、重症化しても簡単に入院することもできませんし、ときには命の危険もあります。
お子さんが水疱瘡と診断されて、自分の免疫に不安が有るなら、医師に相談して、早めに予防策をとってくださいね。
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